ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

入院中五首

2018-05-09 11:21:24 | 

白砂の上にけぶりの影落ちてはかなきものの弱き声あり



真ん中に孤独を囲ふ庭ありて白き異形の病棟は立つ



初夏のあをあを光る山ありてしづかにうたふ祈りの空に



老いゆきて動かぬ肩に日をあててきのふをはりし罪をぞ思ふ



玉つづるごとくひとやをつらねてはのぞみなき日を忘却に捨つ



  *



おひさしぶりです。しばらく入院していました。

これからも毎日少しずつ更新していくつもりなので、よろしくおねがいいたします。






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