ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

あはれてふことをあまたにやらじとや春に遅れて独り咲くらむ

2017-07-11 03:12:44 | 古今抜粋

あはれてふことをあまたにやらじとや春に遅れて独り咲くらむ   紀利貞


風情ということをそう多くはやらないのだろうか。春に遅れて独り咲くというこの桜は。

みなと同じころに咲けば、それなりの楽しみもあろうに。

なぜ一人咲くのだろう。



ひとり咲く花の心は天つ空はるかにこひむそのふるさとを   揺之






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神の手の瑠璃は開きて空光る隕石のごと落ち来るまこと

2017-07-10 03:14:01 | 

神の手の瑠璃は開きて空光る隕石のごと落ち来るまこと





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色調主義

2017-07-09 03:13:33 | 絵画

色調主義、トーナリズム。

19世紀末から20世紀初めにアメリカで起こった芸術スタイル。

抑えた暗い色調で風景を主に描く。

それは絶望の20世紀への予感のようだ。



忘られぬ月を浅茅の露と消し千歳を悔ゆる烏となりぬ   揺之




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いつはりの支配するかに見ゆる世をわれをたのみてゆらぎつつ行く

2017-07-08 16:08:26 | 


いつはりの支配するかに見ゆる世をわれをたのみてゆらぎつつ行く





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