厚労省は、
台湾で昨年、野生動物での流行が判明したものを受け
犬や野生動物の調査に乗り出し、
全国の検査態勢を強化するとのことです。
国内での感染は、50年以上確認されていませんが、
各国で流行しており、
人での死者は世界中で毎年5万人を超えています
日本でもかつては発生していましが、
1950年の狂犬病予防法施行で、
飼い犬への予防接種の義務化などの対策を進めたことにより、
1958年以降は、人、動物
ともに国内感染は報告されていません。
台湾も日本と同様の狂犬病対策を行っていたにもかかわらず、
昨年、イタチアナグマの感染が確認されたのです
さかのぼっての調査で、なんと
2012年以降、300匹以上が感染していたことが判明したのです。
日本では、狂犬病への危機感が薄れているため、
本当に大丈夫なのか、実態を把握するため、
検査を強化するということなのです。
犬の飼い主様、
年一度の狂犬病注射の重要性を、いまいちどお考えいただき
まだお済みでない場合は、接種をお願いいたします。
狂犬病
狂犬病ウイルスが原因の感染症。
犬などの全ての哺乳類がかかり、咬まれたときに唾液に含まれるウイルスで感染。
人が発症すると精神錯乱などに陥り、ほぼ100%死亡する。