田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

深まる謎と西金砂神社(トレッキング9‐追記)

2010-09-09 | トレッキング
 ○ 深まる謎


 
 東西の金砂神社トレッキングを終えて数日してから、一つ気になる事が頭の中で膨らん

でしまいました。旧水府村を流れる「山田川」上流域に東金砂神社が、旧金砂郷町を流れ

る「淺川」上流域に西金砂神社が建立されています。それぞれの川は、それぞれが「久慈

川」に流れ込んでいるものと思って、それを前提に今回のトレッキングシリーズを書きま

した。さらにその上で、いろいろと身勝手な推論を展開してしまいました。

 「山田川」と「久慈川」の合流点は、常陸太田市の水郡線の河合駅付近にあり、私自身

何度も確認していますが、「淺川」と「久慈川」の合流点は、確認した事がありません。

何となくそう思い込んでいました。まぁ、そんなに力む事ではないんですが、それぞれの

神社が、ほぼ同条件、同格で建立されたのではないかと推論している私にとっては、もし

浅川が山田川の支流であるとちょっと困る状況になりますので、気になっちゃいました。

 そんな訳で、トレッキングも兼ねて確認する事としました。

8月某日、本当にクソ暑い日の昼前に確認しに行きました。

 そして、確認しました。



淺川と久慈川「合流点案内板」
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間違いありません。淺川は、久慈川に注ぎ込んでいます。

現常陸太田市(旧金砂郷町)の中野十文字近く、栄橋下流約1kmぐらいのところで、間

違いなく、久慈川に合流しています。



合流点です。




淺川と久慈川「合流点」
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確認しました。

このためだけに、15kmぐらい歩きました。

これで、ぐっすりと眠れます。

ほんのちょっとした違いなんですが、私にとっては大きな違いですので、ホッとしまし

た。




 ただ私が抱いている謎は、まだまだあります。


1. なぜ、ほぼ同時期に、ほぼ同じ祭神を東、西と分けて祭る必要があったのか ???



 一方が廃れても一方が後世に生き残る保険的な意味合いなのか。

 

 また、このエリアから約30kmぐらい西に「鷲子山上神社」(先日歩いてきまし

た。)がありますが、この神社は東西の金砂神社建立から後れること1年の西暦807 

年に建立されています。


2. 茨城・県北のこの広いともいえない地域で古代のほぼ同時期に、何故三つの神社が建立されたのか ???


 また、その三つの神社は、今日までそれぞれ隆盛だったかどうかは別にして営々と存続

しています。


3. その反映を裏付ける富を、どのようにしてこのエリアが生み出し続けることができたのか ???  
 



 不思議で不思議でたまりません。謎が深まるばかりです。

まぁ、時間はたくさんありますので、気長に考えて行きたいと思います。




 次回に、つづく。


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