姉からのお中元に、「あなた茸煮(だけに)」という
ダジャレネームの佃煮が入っていました。
「お嬢サバ」か「あじサイダー」で応酬するしかないか・・・
きゅうりのキューちゃん味
夏の常備菜~ゴーヤのゴーちゃん
▼この時期、師匠から3日おきにいただくゴーヤ
師匠宅ではどうやって食べてるのか聞いたところ、
ちりめんじゃこと生姜を入れて佃煮にするのだとか。
その発想はなかった・・
しかもジャコを使うあたりは、さすが浜っ子・・・
早速作ってみました。
◇材料◇
ゴーヤ.....中1本(250~300g)
生姜.....大1カケ
ちりめんじゃこ.....一掴み(15g)
好みで鷹の爪.....1本
<調味料>
醤油・みりん・酢.....各大さじ2
砂糖.....大さじ1
◇作り方◇
【1】
ゴーヤの下処理をします。
まず縦半分に切りワタを取り2~3mmに切ったら
塩(小さじ1)で揉み10分おきます。
それをサッと熱湯にくぐらせ、ザルにあげておきます。
生姜は千切り、鷹の爪は種をとっておきます。
【2】
鍋に調味料とすべての材料を入れ火にかけ、
食感を残したいので中火強で蓋をせず、
汁気がなくなるまで煮詰めます。
そのまま冷まして、できあがり。
※冷凍OK(自然解凍で味落ちなし)
・・・・・・・・・・・
きゅうりのキューちゃん風の味つけですが、
漬物や佃煮ほど濃い味ではないので
一度にたくさん食べられます。
ご飯のお供や酒の肴、
お弁当の隙間埋めにもピッタリです!
▼鶏粥にもベストマッチ!
※ウチは玄米と押麦半々というムショ飯です
この「鶏粥」は、きょうの料理を見て、
自分向きにアレンジしたものです。
以下、覚え書きです。
◇材料1人分◇
ごはん.....120g
鶏ひき肉.....50g
おろし生姜.....小さじ1
酒.....大さじ2
塩.....小さじ1/2
ごま油.....2~3滴
水.....300cc
◇作り方◇
【1】
土鍋に鶏ひき肉と生姜と酒を入れ混ぜ、ひき肉をゆるめ、
そこに水を少しずつ入れ完全にほぐしたら、
塩とごま油を入れ蓋をして火をつけます。
【2】
煮立ったらアクを取り、ご飯を加え、
蓋なし中火で7~8分で、できあがり。
・・・・・・・・・・・
最近のひとりご飯は、
ゴーちゃんと鶏粥ばっかり食べてます。
どちらも生姜が効いていて、
夏バテぎみでも食べやすいのです。
残暑お見舞い申し上げます。
冷夏なのか猛暑なのかはっきりしない夏ですが、
わが家は淡々と、
▼夏の床まつり開催中
注)欠席者約一名は、避暑地(押入れ)に入り浸り^^;
こうして床の冷たさを奪い尽くすと
次はエアコン部屋へと、モフ族大移動・・・
見ているもののヤル気も奪いつつ、
のらりくらりと夏をやり過ごしています。
腎不全末期で余命7日と言われたトトちんも、
あの日から毎日、
輸液とお薬、サプリメントと療法食、
お口のケアもがんばって、
かれこれ二年が過ぎました。
▼せっせと毛づくろい、からの~
▼舌しまい忘れー(≧∇≦)ネコアルアルー
輸液は毎日のことなので、
ヘタレの私もさすがに慣れて、
信頼して身を任せてくれるトトを見ながら、
普段のお世話では得られなかった深い思いや、
強い繋がりを感じる余裕もできました。
あんなに怖かった輸液が、
今ではトトと私の大切なひとときとなっています。
そんな今年の夏、
涼しい日が続くので、
お散歩は凛の足の向くまま、ブラタモ凛・・・
すると、いつもは行かない川方面で、
▼こんな植物を発見
悪名高きアレチウリかとも思いましたが、
佇まいに何やら趣きがあるような・・・
▼蕾の中には糸のようなものが・・・
これって、もしかしたら・・・!
(;゚д゚)ゴクリ…
夜になってもう一度行ってみると、
▼やっぱりカラスウリでした!(雌花)
スマホ撮影なので画質が粗いですが、
実物はもっと繊細で儚げです。
▼こちらは雄花か・・
「家守奇譚」という本にカラスウリのくだりがあって、
それを読んでからというもの、
「死ぬまでに一度は見てみたい」と思い続けて幾年月・・・
梅雨になると読み返したくなる本で、
あの世とこの世、夢と現を揺蕩う梨木ワールドを
今年も堪能したばかりだったので、
喜びもひとしおです。
でも、まさかこんな近くにいたなんて・・・
暫く幽美なカラスウリに魅入っていると、
その目の前で、足元で、肩先で、
ひとつまたひとつと仄白いヴェールを広げるのです。
真夏の夜の夢のような出来事でした。
白い花弁の周りに、まるでそれの吐息のような糸が絡んでいる。
夢の続きを見ているようである。
それとも今が夢なのか。
梨木香歩「家守奇譚」より
先日師匠と話していて、
ふとある本の一節を思い出しました。
椎名誠さんだったと思いますが、
「人は見慣れた風景の美しさには気が付かない」のだそうです。
ネパールの人は満天の星空を見上げないし、
南の島の人はサンゴ礁に興味がない。
当たり前すぎて有難みを感じなくなるのだとか。
この地に長年住んでいる師匠も、
「ここはなーもねーべ」と言うのですが、
引越し歴15回、常によそ者目線の私は、
▼ただの田んぼにも甚く感動
サーッと吹き抜ける風に稲穂の波が立ち、
雲の影がその上を渡って行く。
写真には撮れませんでしたが、
広大な田んぼにくっきりと雲の影が落ち、
その影が穂波の上を流れて行くのを見たときは、
凛とふたりで息を呑みました。
何やら荘厳なものを見た気がしたのです。
大切なものはすぐ目の前にあるのだと、
そんなことを改めて思う今日この頃でありマス。
【お手柄】 カラスウリに案内してくれてありがとね!
次は大判小判・・(。_゚)☆\(-_-;)スパーン