しっぽのある暮らし

海辺の田舎町での日々

ゴーヤの常備菜~ゴーヤのゴーちゃん

2017年08月19日 | 副菜~地味ウマ系






姉からのお中元に、「あなた茸煮(だけに)」という
ダジャレネームの佃煮が入っていました。

「お嬢サバ」か「あじサイダー」で応酬するしかないか・・・


 

きゅうりのキューちゃん味
夏の常備菜~ゴーヤのゴーちゃん


▼この時期、師匠から3日おきにいただくゴーヤ


師匠宅ではどうやって食べてるのか聞いたところ、
ちりめんじゃこと生姜を入れて佃煮にするのだとか。

その発想はなかった・・
しかもジャコを使うあたりは、さすが浜っ子・・・

早速作ってみました。


◇材料◇
ゴーヤ.....中1本(250~300g)
生姜.....大1カケ
ちりめんじゃこ.....一掴み(15g)
好みで鷹の爪.....1本
<調味料>
醤油・みりん・酢.....各大さじ2
砂糖.....大さじ1

◇作り方◇
【1】
ゴーヤの下処理をします。
まず縦半分に切りワタを取り2~3mmに切ったら
塩(小さじ1)で揉み10分おきます。
それをサッと熱湯にくぐらせ、ザルにあげておきます。
生姜は千切り、鷹の爪は種をとっておきます。

【2】
鍋に調味料とすべての材料を入れ火にかけ、


食感を残したいので中火強で蓋をせず、
汁気がなくなるまで煮詰めます。
そのまま冷まして、できあがり。


※冷凍OK(自然解凍で味落ちなし)


・・・・・・・・・・・


きゅうりのキューちゃん風の味つけですが、
漬物や佃煮ほど濃い味ではないので

一度にたくさん食べられます。

ご飯のお供や酒の肴、
お弁当の隙間埋めにもピッタリです!


▼鶏粥にもベストマッチ!

※ウチは玄米と押麦半々というムショ飯です


この「鶏粥」は、きょうの料理を見て、
自分向きにアレンジしたものです。

以下、覚え書きです。

◇材料1人分◇
ごはん.....120g
鶏ひき肉.....50g
おろし生姜.....小さじ1
酒.....大さじ2
塩.....小さじ1/2
ごま油.....2~3滴
水.....300cc

◇作り方◇
【1】
土鍋に鶏ひき肉と生姜と酒を入れ混ぜ、ひき肉をゆるめ、
そこに水を少しずつ入れ完全にほぐしたら、
塩とごま油を入れ蓋をして火をつけます。


【2】
煮立ったらアクを取り、ご飯を加え、
蓋なし中火で7~8分で、できあがり。


・・・・・・・・・・・


最近のひとりご飯は、
ゴーちゃんと鶏粥ばっかり食べてます。

どちらも生姜が効いていて、
夏バテぎみでも食べやすいのです。

















残暑お見舞い申し上げます。

冷夏なのか猛暑なのかはっきりしない夏ですが、
わが家は淡々と、

▼夏の床まつり開催中

注)欠席者約一名は、避暑地(押入れ)に入り浸り^^;


こうして床の冷たさを奪い尽くすと
次はエアコン部屋へと、モフ族大移動・・・

見ているもののヤル気も奪いつつ、
のらりくらりと夏をやり過ごしています。

腎不全末期で余命7日と言われたトトちんも、

あの日から毎日、

輸液とお薬、サプリメントと療法食、
お口のケアもがんばって、

かれこれ二年が過ぎました。


▼せっせと毛づくろい、からの~



▼舌しまい忘れー(≧∇≦)ネコアルアルー



輸液は毎日のことなので、
ヘタレの私もさすがに慣れて、

信頼して身を任せてくれるトトを見ながら、

普段のお世話では得られなかった深い思いや、
強い繋がりを感じる余裕もできました。

あんなに怖かった輸液が、
今ではトトと私の大切なひとときとなっています。





そんな今年の夏、

涼しい日が続くので、
お散歩は凛の足の向くまま、ブラタモ凛・・・

すると、いつもは行かない川方面で、

▼こんな植物を発見



悪名高きアレチウリかとも思いましたが、
佇まいに何やら趣きがあるような・・・


▼蕾の中には糸のようなものが・・・



これって、もしかしたら・・・!

(;゚д゚)ゴクリ…



夜になってもう一度行ってみると、

▼やっぱりカラスウリでした!(雌花)



スマホ撮影なので画質が粗いですが、
実物はもっと繊細で儚げです。


▼こちらは雄花か・・




「家守奇譚」という本にカラスウリのくだりがあって、

それを読んでからというもの、
「死ぬまでに一度は見てみたい」と思い続けて幾年月・・・

梅雨になると読み返したくなる本で、

あの世とこの世、夢と現を揺蕩う梨木ワールドを
今年も堪能したばかりだったので、

喜びもひとしおです。

でも、まさかこんな近くにいたなんて・・・

暫く幽美なカラスウリに魅入っていると、

その目の前で、足元で、肩先で、
ひとつまたひとつと仄白いヴェールを広げるのです。

真夏の夜の夢のような出来事でした。


白い花弁の周りに、まるでそれの吐息のような糸が絡んでいる。
夢の続きを見ているようである。
それとも今が夢なのか。

梨木香歩「家守奇譚」より






先日師匠と話していて、
ふとある本の一節を思い出しました。

椎名誠さんだったと思いますが、

「人は見慣れた風景の美しさには気が付かない」のだそうです。

ネパールの人は満天の星空を見上げないし、
南の島の人はサンゴ礁に興味がない。

当たり前すぎて有難みを感じなくなるのだとか。

この地に長年住んでいる師匠も、
「ここはなーもねーべ」と言うのですが、

引越し歴15回、常によそ者目線の私は、


▼ただの田んぼにも甚く感動



サーッと吹き抜ける風に稲穂の波が立ち、
雲の影がその上を渡って行く。

写真には撮れませんでしたが、

広大な田んぼにくっきりと雲の影が落ち、
その影が穂波の上を流れて行くのを見たときは、

凛とふたりで息を呑みました。

何やら荘厳なものを見た気がしたのです。



大切なものはすぐ目の前にあるのだと、

そんなことを改めて思う今日この頃でありマス。










【お手柄】 カラスウリに案内してくれてありがとね!



次は大判小判・・(。_゚)☆\(-_-;)スパーン








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