名残りのお茶

2013-10-05 23:38:03 | まち思い

お茶では、10月は「名残のお茶」という。

 

昔は、5月頃に摘んだ新茶を茶壺に入れておき、半年くらい経ってから封を切って、抹茶にして頂いた。だから、11月が、新しいお茶の封を切り、同時に風炉から炉に変わるので、お茶の行事ではお正月に当る。その前の月である10月は、茶壺の中の残り少ないお茶を頂くという意味で「名残」なのだが、秋も深まり、お花も少なくなり、肌寒い季節にあった響きだ。

 

夏の間は、火が入っている風炉を客から遠く離し、客側に口の広い水差しを置いて、できるだけ涼しげな演出をする。しかし、名残の時期には、風炉を客側に少し寄せて(中置)、水差しを客から一番遠い場所に置き、少しでも温かいような演出となる。

 

明日は、ワンコインの日なので、これから和室に掃除機をかけ、しつらいをしないと。先生(私)の勉強のためのワンコイン・レッスンなので、生徒さん(友人)には、少々申し訳ない。

 

そのうち、いつも喧々諤々のスマイル大学のお仲間にも、静かに五感を働かす時間を提供してみたいと思っているのですが・・・(*^_^*)



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