ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

派遣切り?

2008年12月24日 | 中年の主張
マスコミに取り上げられない日はない程の話題の中心『派遣切り』。

例によってマスコミのとらえ方は『我々は弱者の味方です。だから、契約を途中で打ち切るような真似をする、極悪非道な経営側を叩きます』一辺倒になっていて、企業そのものの苦境には触れようとさえしない。

実際、生産を行わずに人員を抱え続けていけば、コストに押しつぶされてしまい、企業の存続そのものが危うくなる。
そして、企業が倒産すれば、派遣労働を受け入れる以前からその会社で長く働いてきた人達も失業してしまう。

人間誰しも、人から恨みを買いたいわけではなく、いつもニコニコしていることができれば最高である。
派遣の方々を含め、いつまでも一緒に働いて、会社を存続させていくことができれば、誰も派遣切りなど行いたくはないはずだ。

今朝のTVで、同じ職場で派遣社員として働く20代の夫婦が派遣切りにあって悲惨だというニュースを取り上げていた。
先月車を買ったばかりで、これからは家賃も払えない・・・等をインタビューで答えていたが、彼等の月収は二人合わせて手取り60万円。
彼等は標準以上の収入を実際に得ていて、実際に雇用を行ってきた企業は、派遣会社の手数料を含め、倍以上の委託料を支払ってきたはずだ。

そこまでして派遣という業務形態に頼ってきた理由としては、企業としても、『繁忙期においては正社員を雇うよりも割高だが、暇なときには解雇といった心情的にあまりよろしくない手法をとるより、派遣会社との契約を打ち切るといった会社対会社の形態をとることができるので、派遣社員を使う』といった側面が否定できないと思う。

また、受け入れ企業側としては、『うちの会社と契約を打ち切られても、他の派遣先に行けばいいじゃん』という考えを、絶対に持っているに違いない。

当社でも何人かの方々を派遣会社にお願いして、仕事を手伝っていたただいている。
そして、一緒の仕事を通じて『この人となら、ずっと仕事をやっていきたいな~』と感じた人については、当社の正社員になるようお願いし、実際に社員になっていただいた方も存在する。

もっとも、自分の腕一本で現場を渡り歩く職人タイプの方は、熱心にお誘いしても袖にされてしまうことが多く、打率は5割に満たないといったところか・・・

建設業界独特の『現場が終わるまで』という派遣労働に関する受動的な考え方と、自動車業界の『生産を自由に調整できる』という主導的な考え方は、抜本的に異なると思うが、『忙しいときに手伝ってもらう』という考え方については、双方とも何ら相違ない。
そして、繁忙期が過ぎれば『ありがとうございました』と言って送り出すことも当然であろう。

あまりに言いたいことが多すぎてとりとめのない文章となってしまったが、

1.マスコミの報道はあまりにも派遣労働者擁護に偏っている。
2.企業は存続するのに死にものぐるいであり、経営層も痛みを分かち合っている。
3.派遣労働者は、いつ解雇されてもおかしくないというリスクと引き替えに、高収入を得ている。
4.派遣労働者はプロフェッショナルにならなければならない。
5.雇用形態はどうであれ、労使双方が感謝の気持ちを忘れてはいけない。

ということを述べたかっただけだ。

な~んだ、5行で済むじゃん!
これからはBlogで主張するときは、箇条書きにしようかな?

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