彼岸が近くなりました。
彼岸の頃になると、真っ赤な彼岸花があちこち咲き始めます。
家の裏にも彼岸花が咲いています。
この彼岸花、昔田舎に住んでいる頃、田んぼの畔や、道端、墓場などに群生しているのをよく見かけました。
真っ赤な花なので、遠くからもよく目立ちます。
昔は、墓花、葬式花とか死人花とか幽霊花、火事花など不吉な呼び名がついていました。
よく言われていたのは、家の周りに彼岸花を植えたら火事になると。
これは、真っ赤な彼岸花が、火事を連想させていたからでしょうか。
今は庭に彼岸花を植えている家もあります。
有毒植物なので、食べたりしてはいけません。
しかし、かつては救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていたとか。
いったいどんな人がたべていたのでしょうか。
彼岸花の特徴は、葉に先立って、長い花径がのびて、真っ赤な花を咲かせること。
6本の長ーい雄しべと、その先端に葯(花粉袋)がついていることでしょうか。
彼岸花の歌です。
彼岸花の咲く頃 中澤卓也