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名犬ラッシー(1943)

2006-11-21 23:46:09 | TV、DVD、ビデオ
 シェットランド・シープドッグを見ても「あ、ラッシーだ」と喜ぶ人は、どこか間違っていると思う。

 今年はイヌ年。『トゥルーへの手紙』から始まったイヌ年にちなんだ映画鑑賞も、年末の『名犬ラッシー』で終わりを迎える。『トゥルーへの手紙』にもエリザベス・テイラーの出ていたシーンが使われていましたが、そのオリジナル映画版をDVDチェックしました。リズの愛称で知られる大女優もこの映画ではまだ11歳の少女。現代にこの少女がいたら「萌え~」という声があちこちで聞えてくること間違いなしの美少女なのです。

 アメリカ映画なのに舞台はイギリス。一家の大黒柱が失業して生活が苦しくなったヨークシャーのカラクラフ家。少年ジョーが学校から帰るときには校門で必ず待っているコリー犬ラッシーが一家の自慢だ。家の時計が4時10分前になると、少年を迎えに行かなくてはならないので、家族に向かってほえるラッシー。高価な犬であると同時に少年と心を通わせていたのです。しかし、生活のためにラッシーを公爵家に売ることになってしまったカラクラフ家・・・

 ラッシーは何度も脱走する。地面を掘ったり、塀を飛び越えたり、本能の赴くまま行動する忠犬。こんな犬欲しい・・・などと言っても餌代はかかるし、なにしろ高価な犬なのです。公爵も賞を取るため彼女には手をかけたいのです。相次ぐ脱走劇に嫌気がさして、数百キロ離れたスコットランドの別荘へ連れていくのですが、帰巣本能も優れているラッシーはまたもや脱走して孤独の旅を続けるのです。

 旅先で色んな人との交流があり、ひとときの幸福感を与えてくれる犬。ドッグショウのおじいさんは悲惨なことになってしまいましたが、犬の心もわかるため別れ際にもラッシーに温かなエールを贈る。リメイク版でもこのおじいさん出てくるのかなぁ・・・などと期待してしまいますが、追加されたエピソードがあるらしいので、そっちも楽しめるかもしれません。とにかく見終わってみると、ラッシーに感動するよりも公爵の寛大な心に泣ける映画でありました。今度の公爵役はピーター・オトゥールらしいので彼のウインクも要チェックといったところでしょうか。

 子供の頃のラッシーの記憶はTVシリーズだったのですが、この映画でも懐かしさいっぱいになりました。そして、記憶にはないけど、3歳くらいの自分がコリー犬にまたがっていたという話を聞かされて驚いてしまいます。虐待?

★★★★・(参考になりません)

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2 コメント

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リメイク版でも・・・ (みっち)
2006-11-23 10:32:44
リメイク版、こちらでは5月くらいに公開していたので、早々に観にいった記憶がありますよー

今Kossy さんのレビューを読んでいて、私はオリジナル版を未見だったものの、内容は忠実にカバーされていたんだなぁなんて思いました!

リメイクでも、ドック・ショーのおじさん出ていますよー☆
今回も、強烈な印象を残していました・・・

オリジナルー観たくなりました☆
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早い! (kossy)
2006-11-23 14:24:12
>みっち様
さすがに公開が早いですねぇ。
ストーリーは変えようがないと思うのですが、細かなエピソードにそれぞれ泣けるかどうか・・・ここがキーポイントですね~多分。

ドッグショーはやはり決め手になるエピソードですよね。オリジナルではここがあっさりしていたので、ちょっと残念だったです。
映画館でリメイク版の予告編が流れる度にウルウルさせてしまっている映画ですから、それまでに涙を保存しておかねば・・・

ちなみに名作DVDシリーズ(400円)を購入しました!
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