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MEG ザ・モンスター

2018-09-20 21:49:23 | 映画2018
 ヨークシャーテリアのピピンちゃんが助かってホッとした!

 なんだか『ジョーズ』の焼き直しって感じの映画でしたけど、CGの技術に圧倒されました。マリアナ諸島よりも深くにある未知の海溝を探査するために、アメリカ人の資産家が巨額な投資を行って上海沖に海洋研究施設を作った。そこでローリー(ジャシカ・マクナミー)が操縦する探査船が海底1万1千メートルを探索しているとき、超巨大ザメに襲われ通信が途絶えてしまった。生命維持反応はあるからレスキュー専門家に頼め!ってことで、酸素の残りが18時間だというのに、タイでいつも酔っ払ってるジョナス(ジェイソン・ステイサム)を連れてこい!ってことになった。大丈夫か、こんな酔っ払いで・・・

 ジョナスが来るのを待ちきれなかったので、救助のために自ら単独で海底へと乗り込んだスーイン(リー・ビンビン)。さらに遅れて到着したジョナスが追いかけるように探査船に乗り込んだった。1人の日本人乗組員が犠牲となり、ジョナスの元妻ローリーが負傷しながらも、なんとか救出に成功。しかし、救出劇の最中に深海から水温の断層帯を破り、巨大ザメの逃げ道を作ってしまったのだ。水面にも顔を出し、近海に迫ってくる巨大ザメメグ。そして殺さないことには海水浴客で賑わうビーチにまで迫りくるのだった・・・と、後半はジョーズそのもの(笑)。

 シロナガスクジラ級のでかさのメガロドン=通称メグ。1匹が現れただけかと思っていたら、実はもう1匹いた!という展開は面白かったが、ストーリー的にはイマイチ。熟女の魅力たっぷりだったリー・ビンビンの美しさにメロメロにされそうになりながら、ジェイソン・ステイサムには元ヨメとよりを戻せと願わずにいられない、サブストーリーの恋愛部分。親と子の絆なんてのもかなり薄っぺらく描かれていて、信じているから大丈夫と思わせるほど、命の尊さを感じさせないシロモノでした。

 数か所で自己犠牲の精神を匂わせ、好きな女を優先して助け、さらには動物愛だけは感じさせてくれるパニック映画と言えばよいのでしょうか。まぁ、デートムービーだと思えば、映画の後に「君のことを真っ先に助けてあげる」くらい言いたくなる内容でした。金持ちは欲にかられて死ぬ!というのはハリウッド映画の伝統なんでしょうね・・・


★★★・・

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