一昨年、掲示板が荒れ狂うほど批判が多かったこの映画。賛否両論の“否”の方が多く、『デビルマン』と並んでワースト映画にあげる人も多かった。
しかし、私は肯定派。オリジナルアニメを見ていなかったことも幸いしたせいか、ゾンビの出現に大興奮し、宇多田ヒカルの歌に涙してしまった一人です。細かいストーリーを確認するため、映画館で2度も観たくらいなのです。それにしても『デビルマン』と同列に扱う論調はいただけない。そういう人に限って同時期の『キューティ・ハニー』を高く評価しているから不思議です。
基本的にはバカ映画の部類に入るのに、真剣になって「原作とは違う」と酷評する人が多いことは事実。不思議なもので、原作ファンと名乗る人が大量にカミングアウトしはじめた時期でもありました。しかし、そんなに数多くのファンがいれば、途中で打ち切りになることもなかったのではないかと感じましたし、TVアニメ界の七不思議に入れたいくらいです。
以下、思いつくままに当時の酷評の内容を書き出します。
・原作とちゃうやんけ!
・犬が出てこない!これじゃキャシャーンじゃない!
・紀里谷が作った宇多田のPV
・脚本がなってない!
・反戦、反戦ってうざい!わかってるよ、反戦くらい
etc.
時期的にイラクでボランティアをしていた3人の問題もネットで論議されていた頃と重なります。ネット右翼が増えてきたのも同じ頃ですし、「反戦」と声高々に主張してはいけないような風潮にもなってしまいました。反戦と言った途端に、「平和ぼけ」と切り返される。そんな人たちにはゾンビ菌を飲ませて、新造細胞を植え付けて、バカ映画の楽しさをインプットしてあげたくなります。と書いているうちに、自分がどんどんバカになっていることに気づきました・・・
当時の感想
しかし、私は肯定派。オリジナルアニメを見ていなかったことも幸いしたせいか、ゾンビの出現に大興奮し、宇多田ヒカルの歌に涙してしまった一人です。細かいストーリーを確認するため、映画館で2度も観たくらいなのです。それにしても『デビルマン』と同列に扱う論調はいただけない。そういう人に限って同時期の『キューティ・ハニー』を高く評価しているから不思議です。
基本的にはバカ映画の部類に入るのに、真剣になって「原作とは違う」と酷評する人が多いことは事実。不思議なもので、原作ファンと名乗る人が大量にカミングアウトしはじめた時期でもありました。しかし、そんなに数多くのファンがいれば、途中で打ち切りになることもなかったのではないかと感じましたし、TVアニメ界の七不思議に入れたいくらいです。
以下、思いつくままに当時の酷評の内容を書き出します。
・原作とちゃうやんけ!
・犬が出てこない!これじゃキャシャーンじゃない!
・紀里谷が作った宇多田のPV
・脚本がなってない!
・反戦、反戦ってうざい!わかってるよ、反戦くらい
etc.
時期的にイラクでボランティアをしていた3人の問題もネットで論議されていた頃と重なります。ネット右翼が増えてきたのも同じ頃ですし、「反戦」と声高々に主張してはいけないような風潮にもなってしまいました。反戦と言った途端に、「平和ぼけ」と切り返される。そんな人たちにはゾンビ菌を飲ませて、新造細胞を植え付けて、バカ映画の楽しさをインプットしてあげたくなります。と書いているうちに、自分がどんどんバカになっていることに気づきました・・・
当時の感想
とてつもなく壮大な映像とストーリー、内戦による残酷な描写とロボットの群のCG効果、どれをとっても見たことのない素晴らしい作品となった。しかし、前半はゾンビ映画と間違うほどおどろおどろしい内容だったのだ。ゾンビ対人間、人間対人間、これを複雑に絡めて「争いからは何も生まれない」、「人を許す事」をテーマとして重厚に反戦メッセージを伝えている。テロに対する報復がまたテロを生むのだということもわかりやすいです。 後半では悲しいほどの戦いの因果応報、オディプスコンプレックスとも思われる異常な愛情、軍隊若手将校によるクーデターに見る過去の日本軍、軍上層部の捏造などなど複雑にストーリーが絡み合ってくる。期待していたヒーローもののシーンは忘れ去ってしまうくらいなのだ。しかし、「生きている限り必ず誰かを傷つける」というの悲しすぎるね。 とにかくメッセージを詰め込み過ぎたためバランスが悪くなってしまった感があり、若干評価は下がるかもしれないが、紀里谷夫妻の共同作業という光景が目に浮かんでくるようで、最後には拍手したくなった映画だ。 【注意】宮迫が出てくるだけで笑わないでください!! ★★★★・ |
そう言えば自分も当時映画館に観に行きましたが、結構酷評したような・・キャシャーンのパートナー犬フレンダーも普通の犬やんけっ!とツッコンでいたのを思い出しました。
私自身宇多田さんのファンなので曲とPVの方は購入したのですが、映画は1度も観た事ありません。
この映画そもそも無理があり過ぎたらしいと聞いています。
PVだけだったら最高作品だったかもしれませんね。
元々紀里谷さんはそちらが専門ですから・・・
いつも読んでいただきありがとうございます!
今テレビを見ながら書いているのですけど、テレビのサイズだとちょっとしょぼいですね・・・
俺なんて映画館ではボロ泣き状態だったですよ。
あの当時は「6億も使いやがって」などという酷評もありがましたが、6億にしてはすごいですよね。
今思うと、前半の音楽が眠気を誘うような気がして・・・
>メビウス様
特別版・・・冒頭から編集し直してありましたね~
まぁ、短くするためなんでしょうけど、初めて見る人はかなりとっつきにくい編集といった感じです・・・
俺はオリジナルを全く見てなかったから良かったと思ったのかもしれないです・・・
>PGM21様
設定自体は漫画ですし、ゾンビがどんどん沸いてきますし、とてもストーリー重視だとは思えません。
PVの良さはあるのだから、やっぱり編集が一番まずかったような・・・って、だんだん俺も否定的になってきてたりして・・・自分がこわい。
この映画は宇多田ヒカルさんの唄の為の長いPVだとばかり思ってみたんですが、思いのほか良い映画だったと思います。『デビルマン』はまだ見てないので比べられませんが^^
GLAYのギタリスト二人が無駄に豪華に使われてるなーと言う情報により見た映画でしたが寺尾聰さんの役柄が最近みんないっしょ…に見えるのは私だけでしょうか(笑)
現代の人たちが見るべき映画だと思ったくらいであります。
あのラストの平和であったらという
本来あるべき姿が回想モノクロで最後出てくるじゃないですか。
宮迫さんがアコーディオン弾いてたり、
佐田真由美が犬とじゃれてたり。
あのシーンがとてもつもなく印象的で、
泣けた!!!
いい映画ですよね~~と、思いきり発言したい。
重いし、暗いし、楽しい映画じゃないですけど、戦争の虚しさを上手く表現されていたと思います。
寺尾聰さんの演技は一緒です(笑)
お父様である宇野重吉氏にだんだんそっくりになってきましたね~
>桜吹雪様
回想モノクロシーンも色々と考えさせられましたし、あちこちに散りばめられた戦争映像がすごかったです。
当時、戦争ドキュメンタリー映画も色々見ていたので、完全に同じ印象になりました。
宮迫と唐沢・・・彼等の悲しみも重くのしかかってきましたよね。
今日の放送はちゃんと歌が聞けるかなぁ・・・
映画のテーマとその描き方、宇多田ヒカルのテーマソングには「いいねぇ。」と賛辞します。
賛辞するんですけど、やっぱり『こだわりの映像美』がこだわりすぎて『人間臭さ』が消されているので、個人的には「惜しい!」なんですよねー。
『人間臭さ』云々の感想は、もはや個人の好みにかかってくるのでしょうけど。
(ちなみに、私は木目調のインテリアが好きです。w)
確かに回想、現実、理想、が時系列を無視して交錯していますが、歴史をみて平和を考えるのにはとてもいい切っ掛けかも。
途中から つらくて 悲しくて 見て居るのがいやに成りましたが、最後まで見てしまいました。
それにしてもCFで中断するたびに前後のつながりを高揚さながら観るのはつらいなぁと思いました。
映画館で一気に見たいとおもいました。。
ボクも今テレビでこの作品を観た後、自分のHPの昔の批評を読んでいました。ある程度の評価をした作品ではありましたが、
「むしろ残念なのは大事なところでセリフに頼ってしまう作り方だろう」と評しており、ちょっともったいない気がするところがありました。それに「デビルマン」の出来の悪さは別格ですよね(苦笑)。
>そんなに数多くのファンがいれば、途中で打ち切りになることもなかったのではないかと感じましたし、TVアニメ界の七不思議に入れたいくらいです。
ボクはリアルタイムではありませんが、再放送で何度も観ています。やっぱり原作とは別物。それだけに思い入れを持つ人たちには、普通の原作物の映画と同じなんじゃないでしょうか。ただボクもkossyさん同様、割り切れましたけどね(^^ゞ