コタロウあるばむ日記

初心者カメラマンと、相棒カメラ 1号機「コタロウ」2号機「コジロウ」とのお散歩アルバムです。

百万石ビブリオバウム

2022年09月20日 | アルバム

20227月 石川県立図書館が新しい場所で建替えられ、開館した

1912年(明治45年)兼六園内に最初の県立図書館が設立されて以来 110年の歴史ある図書館だ

その後の旧館も、狭い街中でスペースの制約があり、老朽化も進んでいたため

アクセスも良好な現在の場所に移転されることとなった

現行館の愛称は「百万石ビブリオバウム」

この横文字が少々強引に感じたのは 私だけではないと思うが

百聞は一見に如かず 機会があり実物を体感してきた

図書館といえば、とにかく静かな場所と勝手なイメージを持っていたが

外観はそのイメージに近く重厚な感じがした が・・・


中に入るとそれはそれは、オシャレな書店のように開放的な空間だった

少しザワついている感じが またよい

カフェも併設されて、閲覧エリアにも蓋付き容器なら 飲み物の持ち込みがOK

いたる所にソファやデスク付きの席が配置され、心地よい空間になっている




サイレントルームやコンシェルジュ的な「調べものデスク」なども設置され

老若男女 本当に誰でも楽しめるのではないだろうか




九谷焼に使われる加賀五彩や、べんがらの赤茶、地域の伝統工芸作品を織りまぜ

細部にわたり 快適な空間を創るための工夫を感じる

建物から多くの人々に使ってもらいたい!という思いが伝わってくる

ベタな表現しかできないが 久しぶりに、建物を見て 心を揺さぶられ、とても感動した


木地師体験 in 山中温泉

2018年08月19日 | アルバム
木地師の店 mokume。
加賀市 山中温泉にある木の器と箸を扱っているお店だ。
メイン通りから、ちょっと入った路地沿いにオシャレな看板がある。



店内は木の香りでいっぱいだ。
入口の右手は工房、左手は作品が販売されている。



木地づくり体験が出来ることを知り、挑戦してみた。
作るのは、直径7、8cmほどの小物入れ。

オーナーに下準備をしていただき、いざ実践!



いやいや、想像よりはるかに難しく、体全体を使って木を削らなければ、キレイな形は作れないものだった。
やってみて初めて分かった。
幾つもの工程を経て、美しい形を創る
職人技である。

オーナーの力を借りて、オリジナル小物入れが完成。
なかなか良い出来だったので、従姉妹の誕生日プレゼントにすることにした。
完成品がこちら!



コタロウと写真を撮るのと同じように、無心にものづくりをするのも楽しいことだ。

今度は、マイお椀をつくってみようかな(笑)




古き良き日本家屋 ~小林古径邸~

2017年11月14日 | アルバム
数寄屋建築家屋の縁側。



こちらは、小林古径(こばやし こけい)邸。

小林古径は高田出身で、大正から昭和初期に活躍した日本画家。

吉田五十八が古径の依頼により設計し、京都の宮大工棟梁、岡村仁三氏の施工で完成した木造2階建住宅。

小林古径邸は、吉田五十八の数寄屋建築として現存する数少ない作品のひとつ。





畳敷きの縁側や、雪見障子など住宅としては贅沢な作りであるが、

その贅沢さを感じさせないほどのシンプルさが心地いい。

襖の厚みも左右で変えるなど、細部にわたり意匠に対するこだわりが詰まった家。

当時の宮大工の高い技術がうかがえる。

そして、小林古径の繊細で優しい画風がとても似合う住宅である。

柿の葉寿司は 秋の味

2017年09月24日 | アルバム
私の住んでいる地域では、毎年9月中旬は秋祭りで、各家庭で、「柿の葉寿司」を作る。

生まれてから、欠かしたことのないイベントだ。

洗った柿の葉をテーブルに並べ、薄い鱒の切り身を1枚ずつ置く。

柿の葉は、渋柿の葉を使う。殺菌作用が高く、柔らかくて、酢飯を包みやすい。

次にピンポン玉大の新米を炊いた酢飯を置き、トッピングに桜海老、黒ごま、生姜を乗せる。



それらを押し寿司用の桶に並べていく。



桶一杯に並べて、重石を乗せて一晩待つ。翌朝には美味しい「柿の葉寿司」の完成となる。



この時期が旬の、子持ち鮎と柿の葉寿司。
秋に親戚が集まり、楽しむご馳走だ。

念願の「ざる」入手!

2017年09月10日 | アルバム
私の大好物 … それは、蕎麦。毎日でも食べたい。
麺類全般が好きで、お昼に食べることが多い。
中でも、とりわけ蕎麦には、そこそこのこだわりと言うか、好みがはっきりしている。

そして、好きな蕎麦は、好きな器で食べたい!



そんな気持ちから、自分専用の蕎麦猪口や、箸置き、薬味用の豆皿などを
ちょっとずつ集めて楽しんでいる。

特に気に入っているのが、写真の二点。
日本の伝統模様 青海波(せいがいは)柄の伊万里焼 蕎麦猪口と、戸隠 根曲がり竹の「ざる」。
そして先日、ずっと前から欲しかった この「ざる」を手に入れたのだ!



戸隠の根曲がり竹を使ったざ「ざる」。
材料も、作り手の後継者も、減少している貴重品。

職人さんの手で、ひとつひとつ細かく編み込まれた 美しい編み目が気に入っている。

蕎麦店に行くと、素敵なざるに盛られていることが多い。
高台のあるものや、深さのあるものなど形は様々だか、いずれも職人さんの作品なのだろう。
なかなか高価なものだったので、今回は、直径20cmほどの平たいものを購入。
またひとつ、お気に入りの蕎麦コレクションが増えた。

大事に、大事に 使っていきたい。
我が家の蕎麦の日も、楽しみになる。

夏も終わり・・・

2017年09月03日 | アルバム
しばらくぶりの投稿。
前回は「さぁ、夏本番!」と意気込んだものの、
そうこうしている間に、夏は走り去ってしまった…。
そこで今回は、「コタロウの夏ロケ2017」ということで、成果作品の発表にしよう。

午後の越前海岸。
この日は、日差しは強いが気持ちのいい風が吹いていた。
カモメも風に乗って…



長浜タワーと青空。
レトロなタワーの赤いアルファベットと、空の色が好きな組合せの1枚。



琵琶湖は時間や、日の当たり具合でこんな色にもなる。
やっぱり、琵琶湖通いはやめられない!(笑)



コタロウの写し出すブルーは美しい。
OLYMPUSブルーを堪能し、今年も夏の思い出がたくさん撮れた!

先日は三脚を使っての撮影にもチャレンジしてみた。

まだまた、私とコタロウのロケは続くのだ!

夕空グラデーション 漁船の光

2017年08月06日 | アルバム
福井県には美しい海岸が多い。
この日もお気に入りの海で夕日を待つ。




人はまばらで、日課であろう愛犬との散歩をしている主人が1人通りすぎていった。

いつもより少し明るめの夕空。

薄い雲の白と、空の青色のバランスが気に入った1枚になった。

日が暮れると …



ポツリポツリと水平線に漁船の白い光が増えてくる。

烏賊釣りだろうか、これもまた、夏の風景のひとつだ。

さぁ、夏本番!

夏空に ひこうき雲

2017年07月23日 | アルバム
まだ、梅雨明け宣言が出ない北陸。

それでも連日 猛暑日が続き、すっかり夏のようにも感じてしまう。




夕空を撮影に出かけた待ち時間に

旅客機の音に気づき、見上げると気持ちよく真っ直ぐな ひこうき雲がのびていた。

見逃すとすぐに消えてしまう。だから、少し得をした気分になる。

日本海の 夏空に ひこうき雲。

一瞬の幸運が切り取れた。

風に揺れる麦畑

2017年06月11日 | アルバム
少し前に撮った1枚。麦畑。




青空の下 風に穂を揺らす 麦畑。

休耕田を利用して小麦が栽培されていた。

穂の黄緑が 右に左に、手前に奥に ゆらゆら揺れて、時折 渦を描く様にも見える。

こんな素朴な田舎の風景もいいものだ。