コタロウあるばむ日記

初心者カメラマンと、相棒カメラ 1号機「コタロウ」2号機「コジロウ」とのお散歩アルバムです。

古き良き日本家屋 ~小林古径邸~

2017年11月14日 | アルバム
数寄屋建築家屋の縁側。



こちらは、小林古径(こばやし こけい)邸。

小林古径は高田出身で、大正から昭和初期に活躍した日本画家。

吉田五十八が古径の依頼により設計し、京都の宮大工棟梁、岡村仁三氏の施工で完成した木造2階建住宅。

小林古径邸は、吉田五十八の数寄屋建築として現存する数少ない作品のひとつ。





畳敷きの縁側や、雪見障子など住宅としては贅沢な作りであるが、

その贅沢さを感じさせないほどのシンプルさが心地いい。

襖の厚みも左右で変えるなど、細部にわたり意匠に対するこだわりが詰まった家。

当時の宮大工の高い技術がうかがえる。

そして、小林古径の繊細で優しい画風がとても似合う住宅である。

タイムスリップ 高田散歩

2017年11月05日 | ちょい散歩
新潟県高田市。

約400年前に、松平忠輝公により高田城が築城され、お城を囲むように町が作られた。

メインストリートには北国街道を通し、問屋や商店、旅籠が建ち並び賑わったという城下町、高田。

加賀の前田氏も190回の参勤交代のうち、
181回は金沢→高田→信濃→江戸のルートを通ったと言われている。

江戸後期の町屋や寺院などの建物も残っており、国登録有形文化財に指定されているものもある。

その空間は、タイムスリップしたかのようである。







これらは、ほぼ当時のままのもの。

町屋の多くは、奥行きが長く、大きな吹き抜けがある。

艶のある石畳や、土間の凹凸を目にすると、長い時間が過ぎたのを感じる。

想像ではあるが、ここで営まれていた生活が思い浮かぶ。

まだまだ見所がありそうな高田。

次回へつづく!