これは丹波布の縞帳です。
昭和28年、上村六郎教授の指導のもと
復興した、丹波布の縞帳の表紙です。
私たちは自分たちが織る布の事を「たんばぬの」と呼びます。
師匠の足立康子氏にそう教わったから。
ところが、日本民芸館やそのほかの資料、本等には
「たんばふ」というルビがふってあります。
いったい、何故なのか、気になっています。
この名前は柳宗悦氏によってつけられたそうで、
柳氏が発見された、京都辺りでは「佐治木綿」と呼ばれ
当のここ青垣の佐治では「しまぬき」とよばれていたようです。
沢山の名前を持つ不思議な織物・・・・は
無形文化財でもあるんです。
柳宗悦 民芸運動の先駆者
上村六郎 大阪学芸大教授
足立康子 丹波布伝承館で我々(1期、2期生)に上村教授直伝の
技術を伝えてくださった 師匠。 今も現役!
この縞帳も康子先生に見せていただきました。