しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

人気ブログランキング


人気ブログランキングへ

綜絖(そうこう)通し

2012年01月25日 21時06分51秒 | 織り


丹波布は平織りの木綿と絹の交織の織物です。

で、綜絖は2枚。

今回は木綿の糸700本を前と後ろの綜絖に手で通していきます。

ちょっと、小細工をしたために 面倒な作業となりました。



半日かかってしまったわ。

丹波布は「口伝」です、

康子先生(足立康子氏)の言葉だけで、

まるで、母に料理を教わるように教えていただきました。

康子先生はほんとにすごい人です。

丹波布の第一人者と言われるだけの人です。

そんなにすごいのに、

我々の言葉にも耳を傾け、否定されることはあまりありません。

千切り巻きの時、ずぼらな私が新聞の端を折らずに使ったのを見て、

「私は折った新聞紙を使うから、糸がちゃんと納まると思うのよ。」

なるほど!新聞の端を折るには理由があったのか!

口伝で教える秘訣も教えてもらった気がします。