しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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まだまだ先です

2012年02月22日 21時15分53秒 | 織り

今日、6枚目の「新聞」が落ちました。

新聞の長さが81,2㎝、あと、千切り一巻きが25,6㎝。

新聞が一枚落ちたら1㍍くらい織れた計算です。

やれやれ、織り上がりはまだまだ先です。

これから、最後の3㍍ぐらいまでが織りがしんどい時。



経(たて)の糸で白く見えるのはベージュです。

丹波布では木綿の生成糸は使いません。

これも栗の皮で浸透剤なしで、2回ほど染めています。

ところが、緯に入れる「つまみ(きぬ)糸」は

生成のまま、染めずに使います。

「しまぬき」では染めたつまみ糸もあったようですが、

丹波布として市場へはだせません。


木綿中心の手紬の糸の着物は、これがまた、

「どすこい!」とお腹をたたきたくなるので、

自分の着物にする布はつまみ糸を多く使ったりして

出来るだけ軽くやわらかく織ります。


もっとも、細くて軽い糸を紡いで、十算(とよみ)で織れば、

着尺も売り物として・・・

そのうち、やってみるべ。