今日、6枚目の「新聞」が落ちました。
新聞の長さが81,2㎝、あと、千切り一巻きが25,6㎝。
新聞が一枚落ちたら1㍍くらい織れた計算です。
やれやれ、織り上がりはまだまだ先です。
これから、最後の3㍍ぐらいまでが織りがしんどい時。
経(たて)の糸で白く見えるのはベージュです。
丹波布では木綿の生成糸は使いません。
これも栗の皮で浸透剤なしで、2回ほど染めています。
ところが、緯に入れる「つまみ(きぬ)糸」は
生成のまま、染めずに使います。
「しまぬき」では染めたつまみ糸もあったようですが、
丹波布として市場へはだせません。
木綿中心の手紬の糸の着物は、これがまた、
「どすこい!」とお腹をたたきたくなるので、
自分の着物にする布はつまみ糸を多く使ったりして
出来るだけ軽くやわらかく織ります。
もっとも、細くて軽い糸を紡いで、十算(とよみ)で織れば、
着尺も売り物として・・・
そのうち、やってみるべ。