ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

いいアイディアが生まれる条件って?

2013年09月21日 | ●セルフコーチング

 

「三上」という言葉を聞いたこと、ありませんか?

・馬上(移動中)
・枕上(寝る前)
・厠上(トイレや風呂場)


のこと。

 

これは、

「いいアイディアが生まれる場所」

のことを言っています。

中国の宋代の政治家&詩人、欧陽修の言葉だとか。

 

これ、経験的に「そうだよなあ」と思う方は

たくさんいらっしゃると思います。

 

なぜ、三上なのかと言えば、この場所にいる時は

「リラックスしている」とか

「アルファー波が出ている」

からだとも言われます。

 

(トイレでアルファー波、なのかどうか、

考えたことはなかったですが……。)

 

「いいアイディア」というものは

「潜在意識」(無意識)から生まれ出てくるものと言われますが、

潜在意識は、脳波がアルファー波状態やシータ波状態のとき、

アクセスしやすいのだそうです。 

 

で、「三上」のことは私にも当てはまるのですが、

私の場合、これらより、もっと高い確率で

いいアイディアが生まれる時があります。

 

 

それは、

・朝、起き抜けにヨガをしている時

・ジョギングをしている時

・アイロン掛けをしている時

なんです。

 

これらに共通していることって何だろうなあ?

と考えてみました。

すると、それは・・・

 

身体を動かしている

 

ということではないか、と思うのです。

 

しかも、ジョギングとアイロン掛けについていうと、

ほぼ、一定のリズムで、どこかを動かしているのです。

しかも、単純な繰り返し。

 

このことの科学的根拠は、調べていないので、

わかりません。

 

ただ、私が思ったり、感じたりするところでは、

身体を使うことで、身体の感覚に集中する状況が生まれるため、

その分、思考を使う余地がなくなって、

顕在意識での思考がストップできるのだと思います。

 

 

「潜在意識」に働きかけるための代表的手段は「瞑想」ですね。

そして、「瞑想」のための代表的手段が

「座禅」ではないかと思います。

 でも、「座禅」で「潜在意識」にアクセスするのは

一般的に難しいとされています。

 

なぜなら、潜在意識にリーチする前に、

顕在意識のところで、沢山の「雑念」に

立ちはだかられるからです。

 

食べたいものとか、困ったこととか、

むしろ執着が浮かんできてしまうのです。

 

「手放す」ということは、

人間にはできにくいものだという証拠ですね。

 

だから、「手放す」のではなく、

これまでとは違うものに「集中」してみる、

のがいいとも言われます。

 

たとえば、困ったことを考えないようにする、のではなく、

自分の呼吸に神経を集中する。

どうやったら「無」になれるか、と考えるのではなく、

伸びている身体の一部に集中する。

そうすると、頭がそのことに占有されるので、

ほかのことを考えられなくなります。

 

そんな状況は、リズムがあって、それが繰り返されていると、

より、起きやすくなると思います。

繰り返される動作が、脳をアルファー波に導くようです。

 

そうして生まれる状況が、

「ランナーズ・ハイ」に代表される「フロー」状態ですね。

 

 

そうなると、

普段は閉じている潜在意識という地下室の扉が

開いた状態になるわけです。

 

すると、

「そうそう、○○の答えは…」と

頭の片隅にあった問いの答えを、

意識が取りに行って、持ってきてくれるのです。

 

 

地下室には、いつも、ちゃんと答えがあります。

でも、私たちは、なかなかそれを取りに行けない。

地下室の扉の開け方がわからなくなっているからです。

 

その扉を開けるカギ、

それが、アルファ波やシータ波と言われる脳波なのでしょう。

 

そして、そのカギを取り出すのには、

座禅や瞑想など、静的なもののほかに、

身体を動かすこと、という動的なものもある。

しかも、単純動作を繰り返すことがいいのではないか。

……そう思います。 

 

 

先日、ナンパをしているという方から聞きましたが、

ナンパをしているナンパ師という人たちの間では、

「ナンパーズ・ハイ」というものがあるそうです。

道行く女性たちに次から次へと声をかけていると、

それまで、「断られたらどうしよう」などと

怖れで萎縮していた気持ちが、とてもラクなものに変わり、

抵抗なく声かけをできるようになるそうです。

これを、「ナンパーズ・ハイ」と呼ぶんだそうです。

 

単純動作の繰り返しでフロー状態、というのは、

やっぱり本当だ! と思ったお話でした。

 

 

ということで、

潜在意識の扉を開けるには、身体を使って繰り返し動作。


ぜひ、「食欲の秋」に「運動の秋」も加えて、

ごきげんの扉を開けてみませんか?


何ハイを目指しますか?

 

面白い「ハイ」があったら、ぜひ、おしえてくださ~い!

はい



 

 

 

 

 

 

 



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