ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

68年目の8月6日に思う

2013年08月06日 | ●日々雑感

 

 

今日は、8月6日ですね。

 

世界で初めて原子爆弾が、広島に落とされた日です。

 

それから68年———。

 

 

 

物心ついた頃から、

毎年、この日の8時15分には、手を合わせ、黙祷してきました。

何に対し、何を思えばいいのか、よくわかりませんでしたが、

ともかく、阿鼻叫喚の地獄の中で亡くなった

沢山の人たちの魂が、安らかになれることを祈り、

そして「二度とこんなことは繰り返さないから」と、

心の中で言うのが常でした。

 

すると、自動的に、

「そのために自分は何をするのか」という問いかけが、

必ずセットになって自分の中に湧いてきました。

 

思えば、これまでの人生、

心の奥底には、常にその問いが存在していたように思います。

理由はわかりませんが、

私にとっては「平和」というのは

一つの大切な「価値」なのです。

 


「平和のために何ができるか?」という問いの答えを、

子どもの頃は、何かたいそう大きなことをすることのように考えていました。

一度に沢山の人にインパクトを与えるとか、

際立った何かをするとか・・・。

そして、そんなことができない自分は、

平和に貢献できない、と考えたりもしました。

 

そうした思いは、

Think globally, Act locally.

(地球のことを考えながら、地域で動く。

 世界のことを考えながら、自分のいる場所で、自分のできることをする。)

という考え方を知って、

落ち着くようになりました。


そして自分が、今いる場所で、今の自分で、

できることは何だろう、と考えるようになりました。


では今、自分が迷いなくはっきりと

平和のための行動がとれているかと言えば、

まったく自信はありません。

ただ、自分が何をするのか、ということに対して

納得できるようになっています。

 

かなり最近になってからではありますが・・・。

 

 


その納得していることと、まったく同じことが

とても適切な言葉で語られるのを、今日、聞きました。


広島の平和記念式典で

子ども代表の二人が行った「平和への誓い」の中に

その言葉はありました。

 


 

「平和とは、安心して生活できること。

 平和とは、一人ひとりが輝いていること。

 平和とは、みんなが幸せを感じること。」


「平和は、自らが創り出すもの。

 そのために、

 友達や家族など身近にいる人に感謝を伝える。

 沢山の人と話して、違う考えを知る。

 自分の得意なことを通して世界の人と交流する。」


「方法は違っていてもいい。

 大切なのは、私たち一人ひとりが行動すること。」



「平和」を実現する、 というのは、

あまりにも大きなテーマかもしれません。

けれど、どんな大きなことも、小さな一つが集まっているのです。


平和も、一人ひとりの心の中から始まるとしたら、

1軒1軒の家に明かりを灯すように、

まずは身近な人の心に明かりを灯すことができればいいのでしょうね。

 

では、いちばん身近な人は誰でしょう・・・?

 

そう考えると、

それは、間違いなく「自分」なのだと思います。

 

 

だから、「自分」に明かりを灯す。

そして、その明かりで周りを明るくする。

誰かを照らし、誰かの中にも明かりを灯すことができる力を

自分が持っていることを信じる。

 

そうやって、明かりを灯す家が増えれば、

世界は明るくなるはずです。

 

 

できるかできないか、ではなく、やるかやらないか。

そして

信じられるか信じられないか、ではなく、信じるか信じないか。

 

 

86回目の原爆の日に、手を合わせながら、

そんな思いを確認した朝でした。

 

 

 


 



 





 

 

 

 

 



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