今日は大寒ですね。
暦の上では、一年でいちばん寒い日、ということになります。
まさにいちばん寒いとされる暦上の瞬間は、
今日、2014年の1月20日の場合は、
3:51なんだそうです。
すでにその時刻を過ぎているからか、
昼時の戸外の空気は、
昨日までの張りつめた冷たさとは違って
中にかすかに春の気配を含んでいるような、
そんなゆるみとあたたかさを感じます。
その空気を吸いながら、
何事も底を打てば上がるだけ、
夜明け前がいちばん暗い……
そんなことを思いました。
風邪も、症状の上り坂というか下り坂をおりきってしまわないと、
快復には向かいません。
途中で無理矢理に熱を下げようとしたり、
咳を止めようとしたり、
本来、出すべきものを出し切らないで止めようとすると、
結局、変に長引いてなかなかすっきりと治らない。
膿を出し切る、なんていう言葉も
よく比喩で使いますが、
自然な流れがあるのなら、それに任せる。
逆に自然な流れは、きっと
やがてちょうどいいバランスのところに落ち着く
ということを信じてみる。
自然が極端に振れるときは、
その逆の極端が発生しているからかもしれない。
移り変わる季節も、そんな自然の智慧を
日々私たちに見せてくれているのだろうなあ・・・
そんなことを思う大寒の昼下がりでした。
ちなみに、大寒(だいかん)は、
天文学の呼び方では、太陽がある位置に来る一瞬を指すようですが、
暦の考え方では、そのことが起きる日、および
その節気というある一定期間も指すのだそうです。
大寒は二四節気の24番目。
したがってその期間は、今日から立春前日まで
ということになるようです。
図は、Wikipedia「二四節気」より
春の気配が感じられるとは言え、
一年でいちばん寒いシーズンはまだ終わりません。
皆様、風邪などにご注意くださいね。
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