あの頃

ずっと　ずっと昔　遠い記憶の中
君はきっと僕の前を通り過ぎ

何もなかったように　何も見なかったように
お互いがまた　知らん顔で通り過ぎた

季節は変わり　時は過ぎ　風が流れるように
引きつけられるように　二人は出会った

きっと運命だねって　笑って
きっと偶然だねって　笑って


無理して会うわけでもなく　自然に
君と出会ったような気がしていた

粋がっていたあの時も　素直になれなかった
お互いがまた　時を越えて出会うために

季節は変わり　時は過ぎ　波が打ち寄せては
離れるように引きつけられて　二人出会う

きっと運命だねって　笑って
素直になれたねって　笑って


こんなにも愛が苦しいものだと　初めて気付き
君の愛おしい横顔がたまらなくて

別れを繰り返しながら　君と
君と出会うために別れてたんだと思う

少女から大人へ　少年から大人へなっていく
今でも心はあの頃のままで　二人出会う

知らん顔で　悪かったねって
気付かないで　悪かったねって


ずっと　ずっと昔　遠い記憶の中
君はきっと僕の前を通り過ぎ・・・

時代とともに　二人は出会う
それは愛の苦しさを　強さに出会う・・・