2020/12/31

2020-12-31 12:34:00 | 日記
10月16日公開のアニメ映画「劇場版鬼滅の刃無限列車編」の興行収入が
12月28日324億円を突破し「千と千尋の神隠し」の興行収益316億円を抜き
歴代1位になったと発表がありました。

化け物登場です。化け物は世の中を大きく変えます。
私達は歴史的な出来事の生き証人なったのかもしれません。

私の子供時代には既に週刊漫画雑誌があり発売日が待ち遠しくてたまらなかった思い出があります。
その一方で「漫画なんか読まないで勉強しなさい。」「まだ漫画なんて見てるのかい?
小説を読まなくていけないぞ」と漫画を下に見る風潮もありました。

当時の漫画の質は大変高いものだと持っております。
その理由は手塚治虫と言う天才の存在です。
彼の偉業無くして現在の日本のmanga文化は語れません。
私が子供の頃よく見た彼の作品は「鉄腕アトム」です。もちろん連載中のものです。
テレビ化もされました。

成長するにつれ多くの彼の作品に出会えて、素晴らしい喜びや教訓を得ることができました。
私の一押しは「火の鳥」です。名作です。小説を超えてる。完全に。

彼のもう一つの偉業は彼のもとに優秀な後継者が何人も育ったことです。

言わゆるトキワ荘です。
手塚治虫を慕って才能豊かな若者が集ったアパート。
後に漫画界を牽引する巨匠達の心の故郷
漫画、アニメ好きの聖地。

今日本はなまじマーケットが広いのでガラパゴス化しています。日本で通用すれば
なんとかなる。日本でしか通用しないものばかり。それが今音を立てて崩れてます。
AI化による雇用の減少も指摘されます。

AI化時代に人間しかできないクリエイティブな仕事、世界で勝てる「鬼滅の刃」と言うコンテンツ。
素晴らしい。しかし、

今の日本は、この怪物を使いこなせるのでしょうか?

気が付いたら外資に支配されていたなんて寒すぎます。