「敵が攻めてくるぞ。油断せず心して戦え」
「敵の目的はなんですか?」
「我々シニアを洗脳して財産を奪うことだ」
「どんな武器を使うのですか」
「我々に不安感と猜疑心を煽る情報爆弾だ。これにより我々シニアは
必要もない商品を買わされ、計り知れない被害を受けている。」
「被害は財産の搾取だけですか」
「それだけではない。敵はネガティブ情報を大量に流すことで世の中が
どんどん悪くなるとミスリードしている。
絶望により自殺をすると言う最悪な被害もでている。」
「でも世の中どんどん悪くなっていると言うのは事実です」
「何言ってんだい。君も相当毒されてるね。世の中はどんどん良くなっていってるだよ。
昔と比べてみろよ。スマホ1台で何でもできる素晴らしい時代だ。お金をかけずに楽しめる時代だよ。」
「まず最初にこの戦いの目的を確認しよう」
「洗脳に負けずものを買わないことです。」
「違うね。君もまだまだ若いよ。この戦いの真の目的は我々シニアが幸福にハッピーになることだよ」
「ものを買わないだけでは幸せにハッピーになれないと言うことですか?
でもそのためには情報が必要ではないでしょうか?」
「その通り。まず最初にテレビを止めることで有害な情報をシャットアウトする。
次に必要な情報をネットで取りに行く。」
「ネットの記事って嘘が多いって聞きます。真実かどうか判断するのって難しそうですね。」
「君は毎日神様と朝の挨拶をするかい。我々の先祖はアダムとイブだと思ってるかい?」
「科学的に考えれば神様は存在しません。」
「我らの目的は我々自身が幸福ハッピーになることだ。神が存在すると言うのは真実ではない。
しかし宗教は人に救いを与える。
我々に必要なのはその情報が真実か嘘かではなく不幸にするか幸福happyにするかの選別だよ」
「言葉ですが真実な情報というのは必要ではないでしょうか?」
「もし君が高級レストランに行って食事を頼むとしよう。メニューを見るとどれもうまそうな
料理ばかりだ。だからといって君は全部の料理を頼むかい。必死に迷って、悩んで絞り込んで
一人前の料理を頼むよね。情報だって同じ。happyな情報だけに絞らないと。{真実な情報}なんて
かまってる時間なんてないよ。」