ぶらぶら日記

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音楽の話 (38)

2020-03-06 06:30:29 | 思い出
 1974年にグレープ(さだまさし、吉田正美)が発売した「精霊流し」が大ヒットした。当時の私は中学生ということもあり無知で、曲調がとても物悲しいのでお盆の灯篭流しと誤解していた(ひょっとして全国的にそう思っていたかもしれない)が、実際は、爆竹がなり喧騒の中で行われる長崎市やその周辺で行われる行事である。私も、レコード屋に行ってシングルを買い何度も聞いた。レコードジャケットの写真には、さだがバイオリンを持っていて、このバイオリンの奏でる音がなんともこの曲にもの悲しさを与える。忘れられない曲である。

 その後、「追伸」「ほおずき」などをリリースするも「精霊流し」に比べればヒット曲と言えなかった。「無縁坂」の大ヒットやLP収録曲「縁切寺」の高評価からグレープでは自分でやりたい曲ができないと思ったのか、解散をしてしまう。中学生の私には、そんなこととは知らずに「もったいない」と残念な気持ちだった。

 ソロになったさだは、「線香花火」をリリース、77年に「雨やどり」がヒット、「関白宣言」は大ヒットとなるが、私は「案山子」が好きだ。あとの活躍は御覧の通り、交遊も広く、コンサートのおしゃべりも上手である。

 


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