秋晴れの海です。
そろそろ小雪の海遊びも終わりでしょうか。
小雪の遊び場である 気比の松原(福井県)は、美保の松原(静岡県)、虹の松原(佐賀県)とともに、日本三大松原のひとつになっています。
東西に約1,000メートル、南北に約400メートル、約40ヘクタールの広さに、約10,000本の松が繁っています(“約”ばっかりですが)。
松尾芭蕉が『おくのほそ道』で敦賀を訪れたのは1689(元禄2)年8月で、特に敦賀での仲秋の名月を楽しみにしていたそうです
旧暦8月14日に気比神宮に参り、「月清し遊行のもてる砂の上」と詠みました。
気比神宮には松尾芭蕉の像があります。
翌日15日に、気比の松原での月見をしようとしましたが、あいにくの雨で、「名月や北国日和さだめなき」と詠んだそうです。
松原の中に、高浜虚子の俳句がありました。「松原の続くかぎりの秋の晴れ」
いつも石碑は見てはいたんだけど、じっくり俳句を見たことがありませんでした。
この日は、まさに秋晴れの綺麗な海だったので、このうたが沁みました