こんにちは、久美子です。
『こうの史代 ぼおるぺん古事記より』
今日も観に来てくださって、
ありがとうございます😊
さて、天叢雲剣の物語はいかがでしたでしょうか?
記紀神話(古事記と日本書紀)では、
天叢雲剣(草薙剣)より登場場面が多い刀剣があります。
それが、
十握剣(とつかのつるぎ)または、
天之尾羽張(あめのおはばり)と呼ばれる刀剣です。
『こうの史代 ぼおるぺん古事記より』
この刀剣の登場は、
伊邪那美神(いざなみのかみ)が亡くなった後。
火の神様を産んだ伊邪那美神がその火に焼かれ亡くなってしまい、伊奘諾神は愛妻を失った悲しみから火の神の首を刎ねてしまいます。
その時に用いられたのが、
十握剣(天之尾羽張)でした。
その際、火の神の血とその身体から8柱の神が生まれました。
この時生まれた8柱の神達は、全て剣に関わりの有る神様達です。
次の場面は、
伊奘諾神が亡くなった伊邪那美神に逢いに行った時。
朽ち果てて、変わり果てた伊邪那美神の姿を見て驚いた伊奘諾神は、地上に逃げ帰る途中、黄泉の国の醜女や鬼神に追いかけられた時に伊奘諾神が十握剣を背後に振るったとの記述があります。
まだまだ登場しますよ😊
伊奘諾神が黄泉の国から戻り、禊にて生まれたのが、天照大神、月読之尊、素戔嗚尊の三貴紳。
その中で素戔嗚尊は、
母、伊邪那美神に逢いたさに、海原の統治を放棄して、母に逢いに行く途中、姉、天照大神に逢いに高天原に昇ります。
その際素戔嗚尊を迎えた天照大神は、高天原を奪いに来た!と思った様で、男装して戦支度をしたと言われています。
その際にこの2人の間で各々の持ち物を噛み砕き神産みを行いました。
この時に天照大神が噛み砕いたのが素戔嗚尊が持っていた十握剣と言われています。
(因みに、上の画像は天照大神が十握剣を噛み砕いているシーンです。)
また、前回の八岐大蛇を素戔嗚尊が退治するのに使用した剣がこの十握剣と言われています。
ここから見るも一振りの刀剣というよりも、十握(柄(つか))が拳10個分もあると言う意味から命名されていた為に、その位の大きさの剣の代名詞と考えられます。
とは言え、刀身が90cmある大太刀でさえ、柄の部分は5握分ほど。
神様仕様の特別製だったんでしょうね😁
また、十握剣の別名の天之尾羽張は同一名称の神様の名前でもあります。
概要*「今秋・トーハク150年記念
国宝展に向けての
事前説明会」
9月26日(月)10~11時
平塚駅ビル内にて
参加費:2000縁
※ご都合が合わない方は
別日開催・応相談・
ご興味ある方も、どうぞ。
ksfactory935@gmail.com まで🤗
*「東京上野トーハク150年記念・特別展
国宝刀剣19振、全部見せ!
コラボツアー」
10月下旬~11月、水曜の予定
(日時事前予約制)
詳細、後日。