会社での昼休みに少しずつ読んでいたのが「アインシュタインとファインマンの理論を学ぶ本」(竹内薫著)だ。本の帯に「大学院レベルの物理を一夜漬けで伝授!!」と書かれているだけあって難しかった。というより半分くらいのページが未消化に終わった。
アインシュタインの特殊相対性理論、ファインマン図を使った素粒子論初歩、スピノール、一般相対性理論、繰り込みと最近の理論物理としては難解な部類の話が書かれている。一般相対性理論については「道具としての相対性理論」という本で以前勉強したが、より現代物理学の流儀に沿った方法を使い、かつかなり内容をエッセンスだけに絞って解説しているので流れはつかめたものの詳細な点を理解することができなかった。また「素粒子論初歩」についてはファインマン図を使ってコンプトン効果を具体的に計算しているページがあったが、まったくついていけなかった。それは自分に前提知識がないためでもあるが、この本の説明自体が端折りすぎているためでもある。(言い訳がましいが。)
今後、自分が勉強を進めていく上でどのようなことを学ぶことになるのかという意味で「キーワード拾い」的な本となった。難しくてわかりにくい本ではあるが、宇宙物理に興味を持っている人にとっては面白く読める本だと思う。
ネガティブなことばかり書いてしまったが、竹内薫先生の本は好きである。
この本の主な内容:
プロローグ:サンテグジュペリのブレスレット
第1章:絵になるアインシュタインの特殊相対性理論
- アインシュタインとミンコフスキー(小伝)
- 特殊相対論のパターン:ミンコフスキー図で計算する方法
- 特殊相対論のパラドックスを退治する
- ホワッツ、ミンコフスキー図?
第2章:ファインマン図を使った素粒子論初歩
- ファインマンの涙(小伝)
- ハイゼンベルク対シュレディンガー:一口量子論
- 素粒子論のパターン:それはリチャードが考えた
- コンプトン散乱を例に、いざ計算
- ガンマ体操は疲れるわい
- シュレディンガー方程式の「平方根」はディラック方程式:ガンマの起源
- ファインマン図の意味
- 素粒子の動物園
- 繰り込みとZitterbewegung
第3章:一般相対性理論のフォームを矯正する
- 微分形式と蜂の巣
- メートリックと曲率
- 宇宙論とブラックホールを計算する
- アインシュタイン方程式との遭遇
- ホワッツ、ωアンドr?
エピローグ:ウィッテンと四次元時空の謎
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アインシュタインの特殊相対性理論、ファインマン図を使った素粒子論初歩、スピノール、一般相対性理論、繰り込みと最近の理論物理としては難解な部類の話が書かれている。一般相対性理論については「道具としての相対性理論」という本で以前勉強したが、より現代物理学の流儀に沿った方法を使い、かつかなり内容をエッセンスだけに絞って解説しているので流れはつかめたものの詳細な点を理解することができなかった。また「素粒子論初歩」についてはファインマン図を使ってコンプトン効果を具体的に計算しているページがあったが、まったくついていけなかった。それは自分に前提知識がないためでもあるが、この本の説明自体が端折りすぎているためでもある。(言い訳がましいが。)
今後、自分が勉強を進めていく上でどのようなことを学ぶことになるのかという意味で「キーワード拾い」的な本となった。難しくてわかりにくい本ではあるが、宇宙物理に興味を持っている人にとっては面白く読める本だと思う。
ネガティブなことばかり書いてしまったが、竹内薫先生の本は好きである。
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プロローグ:サンテグジュペリのブレスレット
第1章:絵になるアインシュタインの特殊相対性理論
- アインシュタインとミンコフスキー(小伝)
- 特殊相対論のパターン:ミンコフスキー図で計算する方法
- 特殊相対論のパラドックスを退治する
- ホワッツ、ミンコフスキー図?
第2章:ファインマン図を使った素粒子論初歩
- ファインマンの涙(小伝)
- ハイゼンベルク対シュレディンガー:一口量子論
- 素粒子論のパターン:それはリチャードが考えた
- コンプトン散乱を例に、いざ計算
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- シュレディンガー方程式の「平方根」はディラック方程式:ガンマの起源
- ファインマン図の意味
- 素粒子の動物園
- 繰り込みとZitterbewegung
第3章:一般相対性理論のフォームを矯正する
- 微分形式と蜂の巣
- メートリックと曲率
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