「とね日記」をPDF化してみた。
昨日この日記を書籍化してほしいという依頼を受けて驚いた。ブログっていうのはたいていパソコンや携帯で読むものと僕は信じ込んでいたからだ。その方によると「ベッドなど落着いた場所でじっくり読みたい。」とのこと。
2005年2月に書き始めたので、全部製本するとなるとかなりの分量になる。gooブログはMyBooks.jpという有料の書籍化サービスを紹介しているのは知っていたが、書籍化などは露ほども考えたことがなかったから、製本代の見積もりすらしたことがなかった。
ともあれ、僕のつたない日記にこれほど関心を持っていただけたことはとても嬉しかった。ブロガー冥利に尽きる。なぜなら僕の日記は理数系の記事がほとんどだし長文なので、もともとアクセス数は期待していなかったから。
毎日およそ３００人の方が僕の日記にアクセスしているのだが、僕としてはそれで十分だ。世の中のほとんどの人は「時間や空間がどうなっているかなんてどうでもいい。」と思っているのは事実なわけだから。
とはいいつつも、僕は次のような想いでカテゴリー別に記事を書いている。以下は理数系の話題についてのカテゴリーだ。
宇宙論プロジェクト：
原子レベルではあるけれどもテレポーテーションの実験が成功したというニュースを知って物理学の素晴らしさに感動し、テレポーテーションのしくみや超ひも理論のパラレルワールドの世界を、ちゃんと数式で理解できるようになりたいと強く思うようになった。せっかくこの世に生まれてきたのだから、この世界の在り様やしくみを理解してみたいという強い欲求が芽生えたのだ。
そして自分が物理学を勉強していく過程を記録に残しておくこと、そして数式をなるべく使わずに文章だけで、数式が苦手な読者にも紹介していこうと決めたのが、この日記をはじめたきっかけである。対象読者は理数系の大学生を想定している。
今のところ、大学教養課程で学ぶ基礎物理学、電磁気学、熱力学、統計力学、量子力学、相対性理論についてはそれぞれ少しずつかじることができた。場の量子論、素粒子物理学、量子電磁気学、相対論的量子論、超ひも理論については手がついていない。
目下のところ、アインシュタイン自身による相対性理論の論文を１つずつ紹介して彼がどのような筋道でこの壮大な理論を導き出したかということを浮き彫りにしている最中だ。
コンピュータ、お勧め無料ソフト：
主にパソコンの遠隔操作の記事や、Linux、お勧めフリーソフトなどの記事が中心である。
わくわくプロジェクト：
題材にはこだわっていないが、その時々で興味をもったことを紹介する記事。
学校で教えてくれないコト：
子供の頃から不思議に思っていたのだが、親や先生からは教えてもらえなかったことを今になって考え、答がわかったことがらについて紹介した記事。
理科復活プロジェクト：
最近の子供の理科嫌いについて知り、このままでは国の産業は衰退してしまう。何とかしなければという想いで書き始めた。確かに学校の理科や科学の授業が面白くないというのはよく理解できる。けれども本当の理科や科学というのは奥が深くて、不思議なものなのだということが中学生や高校生でも理解できるような記事を書き続けていきたい。
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これまで書きためてきた記事をMyBooks.jpというサービスを使ってPDFファイルにしたところ、なんと1320ページにもなることがわかった。（標準のB6版の場合）仮に製本化したとすると３冊になってしまい、費用は４万円以上かかることもわかった。これでは高すぎる。
ということで昨日依頼いただいた方も含め、紙に印刷して読んでみたいという方のために「とね日記」をPDFファイルにして公開することにした。読みたい箇所だけ印刷していただければと思う。
１冊目：480ページ：2005年2月23日～2007年2月9日
(ファイルサイズ: 7MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol1.pdf
２冊目：480ページ：2007年2月10日～2007年12月31日
(ファイルサイズ: 6MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol2.pdf
３冊目：360ページ：2008年1月2日～2008年6月10日
(ファイルサイズ: 5MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol3.pdf
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昨日この日記を書籍化してほしいという依頼を受けて驚いた。ブログっていうのはたいていパソコンや携帯で読むものと僕は信じ込んでいたからだ。その方によると「ベッドなど落着いた場所でじっくり読みたい。」とのこと。
2005年2月に書き始めたので、全部製本するとなるとかなりの分量になる。gooブログはMyBooks.jpという有料の書籍化サービスを紹介しているのは知っていたが、書籍化などは露ほども考えたことがなかったから、製本代の見積もりすらしたことがなかった。
ともあれ、僕のつたない日記にこれほど関心を持っていただけたことはとても嬉しかった。ブロガー冥利に尽きる。なぜなら僕の日記は理数系の記事がほとんどだし長文なので、もともとアクセス数は期待していなかったから。
毎日およそ３００人の方が僕の日記にアクセスしているのだが、僕としてはそれで十分だ。世の中のほとんどの人は「時間や空間がどうなっているかなんてどうでもいい。」と思っているのは事実なわけだから。
とはいいつつも、僕は次のような想いでカテゴリー別に記事を書いている。以下は理数系の話題についてのカテゴリーだ。
宇宙論プロジェクト：
原子レベルではあるけれどもテレポーテーションの実験が成功したというニュースを知って物理学の素晴らしさに感動し、テレポーテーションのしくみや超ひも理論のパラレルワールドの世界を、ちゃんと数式で理解できるようになりたいと強く思うようになった。せっかくこの世に生まれてきたのだから、この世界の在り様やしくみを理解してみたいという強い欲求が芽生えたのだ。
そして自分が物理学を勉強していく過程を記録に残しておくこと、そして数式をなるべく使わずに文章だけで、数式が苦手な読者にも紹介していこうと決めたのが、この日記をはじめたきっかけである。対象読者は理数系の大学生を想定している。
今のところ、大学教養課程で学ぶ基礎物理学、電磁気学、熱力学、統計力学、量子力学、相対性理論についてはそれぞれ少しずつかじることができた。場の量子論、素粒子物理学、量子電磁気学、相対論的量子論、超ひも理論については手がついていない。
目下のところ、アインシュタイン自身による相対性理論の論文を１つずつ紹介して彼がどのような筋道でこの壮大な理論を導き出したかということを浮き彫りにしている最中だ。
コンピュータ、お勧め無料ソフト：
主にパソコンの遠隔操作の記事や、Linux、お勧めフリーソフトなどの記事が中心である。
わくわくプロジェクト：
題材にはこだわっていないが、その時々で興味をもったことを紹介する記事。
学校で教えてくれないコト：
子供の頃から不思議に思っていたのだが、親や先生からは教えてもらえなかったことを今になって考え、答がわかったことがらについて紹介した記事。
理科復活プロジェクト：
最近の子供の理科嫌いについて知り、このままでは国の産業は衰退してしまう。何とかしなければという想いで書き始めた。確かに学校の理科や科学の授業が面白くないというのはよく理解できる。けれども本当の理科や科学というのは奥が深くて、不思議なものなのだということが中学生や高校生でも理解できるような記事を書き続けていきたい。
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これまで書きためてきた記事をMyBooks.jpというサービスを使ってPDFファイルにしたところ、なんと1320ページにもなることがわかった。（標準のB6版の場合）仮に製本化したとすると３冊になってしまい、費用は４万円以上かかることもわかった。これでは高すぎる。
ということで昨日依頼いただいた方も含め、紙に印刷して読んでみたいという方のために「とね日記」をPDFファイルにして公開することにした。読みたい箇所だけ印刷していただければと思う。
１冊目：480ページ：2005年2月23日～2007年2月9日
(ファイルサイズ: 7MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol1.pdf
２冊目：480ページ：2007年2月10日～2007年12月31日
(ファイルサイズ: 6MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol2.pdf
３冊目：360ページ：2008年1月2日～2008年6月10日
(ファイルサイズ: 5MB）
http://tonechan.or.tp/personal/tone_diary_vol3.pdf
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そういう意見があるんですね～。
「とね日記」は少なくとも、アインシュタイン関連は、立派な書籍になると思います。
> 「とね日記」は少なくとも、アインシュタイン関連は、
> 立派な書籍になると思います。
そう思われますか。ありがとうございます。第２集のほうはページ数にしてやっと３分の１のところに差しかかりました。自分としてはもっとわかりやすく伝えたいのですが、数式展開が文章にどうしても落とし込めないところがあって（楽しみながら）苦労しています。
彼をもってしても完成できなかった「統一場理論」の本は、市販されている書籍ではほとんど見つけることができないので、ブログで紹介できればそれなりの価値がでてくると思っています。その箇所について僕がちゃんと理解できればですけれどね。（笑）
いつも励ましありがとうございます。
もっとコメントがあると賑やかになるのになぁと思いますが、
あいんしゅたいんのおはなしなんかは、
ほんとに紙に落としてじっくり読んで、その上で自分の知識を少し補ってなんとか扱えるものかって判断になると思うので難しいかもしれませんが(苦笑)
> 約300ものアクセスが１日にあるんですね～。
そうなんですよ。僕も意外なんですけどね。参照された回数という意味では１日600くらいです。同じ人が他のページを見るとカウントされる数値のことですね。
> もっとコメントがあると賑やかになるのになぁと思いますが、
僕はアイドルじゃありませんから。（笑）
> あいんしゅたいんのおはなしなんかは、
これは特にコメントしにくいでしょうね。自分が読者の立場になってもきっとコメントしないと思います。「ふーん、そうなんだ。」くらいでお読みいただければ十分ですね。
また、僕のアインシュタイン関係の記事を読んでも相対性理論を理解したことにはなりません。せいぜい「そういうものなのか。」という知識が増える程度です。理論を勉強するならば、EMANの物理学などのサイトや、僕が紹介している市販の良書で勉強するのがいちばんです。
活発に議論が交わされてるところがありますよ。
関係ないですが(笑)、
今ＴＶでは地震のニュースばかりになってしまいました。
毎回思うのですが、
どこを見ても同じだと、
何か肝心なことが伝えられていないんじゃないか…
と、うがった見方をしたくなります。
いつもこまめにコメントいただき、ありがとうございます。
社会問題とか文芸、文化の話題だったら議論は活発になりそうですね。そういうことに関心のある人は、自分の意見を持っている人が多いですから。
> 今ＴＶでは地震のニュースばかりになってしまいました。
> 毎回思うのですが、
> どこを見ても同じだと、
> 何か肝心なことが伝えられていないんじゃないか…
僕も同感です。それはうがった見方ではないと思いますよ。
その点、新聞やインターネットでのニュース記事は、まんべんなくいろいろな分野をカバーしているから安心できますね。
海外のニュースサイトもときどきチェックしていますが、日本では報道されていないことがたくさんあるので驚くことが多いです。日本のニュースで故意に隠されているというわけではないですけど。
一応すべて読み終えました。
私の生活は、ここ5年(それ以上）何も変化が無く持ち物と所有者が古く成るだけでした。
それはそれで幸せな事と感謝してるんですが、とねさんは色々変化が有るようですね。
ご家族も増え、甥ごさんも無事、高校に進学されたようで何よりです。
今プリンターに働いてもらってます。
物理のお勉強は、もう少し時間がかかりそうです。
PDF化、本当に有難うございます。
> 今ＴＶでは地震のニュースばかりになってしまいました。
> 毎回思うのですが、
> どこを見ても同じだと、
> 何か肝心なことが伝えられていないんじゃないか…
> その点、新聞やインターネットでのニュース記事は、まんべんなくいろいろな分野を
> カバーしているから安心できますね。
同感です。
テレビは絵になる事しか取り上げず、タダのショーになっているようですね。
2ヶ月ほど前でしたか、神戸大学で遺伝子組み換えをした大腸菌や酵母菌をオートクレーブせずに下水に垂れ流していた、という事件が有りましたね。
研究室内の権力争いの末、表面化したようですが。
「こりゃ大変、事件だー」となるかと思いきや、私の周りで知っていう人は皆無でした。
誰かが具体的に不幸にならなければニュースにならないんですね。
O-157はニュースになるのに。
環境衛生というのは先進国の条件だと思うんですが。
遺伝子組み換えの危険性を知っているプロ中のプロが何してんだか。
> 一応すべて読み終えました。
(物理以外の記事を）全部お読みになられたのですか！！すごい。。。ありがとうございます！
僕が意外に思ったのは桑原さんにとって僕の日々の出来事は他人のことなのに、それほど関心を示されているということでした。
この３年、僕の生活はいろいろな変化がおきましたが、日記に書けない部分で、いろいろ波乱万丈もあったのです。
> テレビは絵になる事しか取り上げず、タダのショー
> になっているようですね。
まったくそのとおりだと思います。クイズ番組も昔に較べて芸能人の回答者のレベルが下がっているため、問題が簡単すぎてつまらないと思いました。昔の「クイズタイムショック」や「カルトQ」並のクイズ番組が消えつつありますね。
> 「こりゃ大変、事件だー」となるかと思いきや、
> 私の周りで知っていう人は皆無でした。
そうなのですよね。事件やニュースに関心がある人とない人の差がありすぎだと思っています。
> 誰かが具体的に不幸にならなければニュースに
> ならないんですね。
そうそう。今回の秋葉原での事件はよほど社会にインパクトを与えたようで、インターネットの中でも数々の「善意の行動」の気運が盛り上がっています。
けれども昨日の地震のニュースで、秋葉原の事件についての報道は激減していますね。
教訓はずっと活かし続けなければいけないと再確認しました。
詳細に感想を書いていただき、ありがとうございます。
アイデアも豊富にもたれているようなので、
発表されるのを楽しみにしています。
私は、ＰＣ関係に全く疎いので、技術的なことやソフト的な
ことなんか、初級レベルでも諦めてしまいます。
クイズ番組＞
やたら増えたようですね。
雑学系などは、私なんぞが知らないレベルの問題が
結構でてはいますが、毎回見よう、という気にはならない
です。まあ年齢などのせいでもあると思いますが。
そういえば、昔、カルトＱの予選を受けにいったことが
ありました。「スポ根漫画」のお題で。
私よりもう少し上の世代の漫画の知識が結構
出題されたかな。もちろん予選落ちでした。
でも本当のマニアは、世代など関係なく知っている
ものなのでしょうね。
> アイデアも豊富にもたれているようなので、
> 発表されるのを楽しみにしています。
どういたしまして。アイデアって思いつくときは自然に出てくるものですね。またそのうち思いつくといいなと思います。
> 雑学系などは、私なんぞが知らないレベルの問題が
> 結構でてはいますが、毎回見よう、という気にはならない
> です。まあ年齢などのせいでもあると思いますが。
もっと他のことに時間を割きたいですよね！同感です。
> でも本当のマニアは、世代など関係なく知っている
> ものなのでしょうね。
タモリ倶楽部をときどき見ますが、世の中には本当にさまざまなことにこだわりを持っている大人がいるのに驚かされます。
（マニアといっても主にいろいろな物の収集家ですけどね。）