![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/d5/cfadc8b033bc05f6b5cafa350f4b44b3.png)
「つばき、時跳び(徳間文庫): 梶尾真治 」(Kindle版)
「つばき、時跳び(単行本): 梶尾真治 」(Kindle版)
内容:
椿が咲き乱れる「百椿庵」と呼ばれる古屋敷には、若い女性の幽霊が出るとの噂があった。
その家で独り暮らすことになった青年は、ある日、突然出現した着物姿の美少女に魅せられる。
「つばき」と名のる娘は、江戸時代から来たらしい…。
百五十年という時間を超えて、惹かれあう二人の未来は?
梶尾真治が熊本を舞台に描く究極のタイムトラベル・ラブロマンス。
映画化を映像作家・大林宣彦氏が決心!
文庫版は2018年1月刊行、397ページ。単行本は2010年6月刊行、352ページ。
著者について:
梶尾 真治(かじお しんじ): ウィキペディア: Twitter @kajioshinji3223
1947年、熊本県生まれ。1971年「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。代表作は『地球はブレイン・ヨーグルト』『怨讐星城』(星雲賞受賞)、『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞受賞)、『サラマンダー殱滅』(日本SF大賞受賞)など。
梶尾 真治さんの著書: Amazonで検索
たまには恋愛小説でもと「マチネの終わりに: 平野 啓一郎」を読んだが、つまらなかったので、次こそは外さないぞと読んでみたのがこの小説。
昨年NHK FMの青春アドベンチャーのラジオドラマとして放送されたときハマっていた。この本なら絶対に外すことはない。主演のつばき役の声は女優の美山加恋さんが担当していた。
つばき、時跳び(全10回)
熊本の古屋敷に咲く美しい花一輪、彼女の名は、つばき。
https://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2017005.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/83/791bf7c41b99e6b803a46636dcf8e80f.png)
2010年には福田沙紀さん主演の舞台も制作されていたようだ。
舞台「つばき、時跳び」制作発表
やはりタイムトラベル・ラブロマンスがいい!ラジオドラマでストーリーを知っていても、原作本は大いに楽しめた。話の前半はつばきが現代に迷い込み、駆け出し小説家の井納惇と出会って過ごす日々、中盤は惇が江戸時代にタイムトラベルをし、つばきに世話を受けながら愛情を深めていく。そこで突然2人には切ない別れが。。。タイムトラベルのしかけを作ったのは「りょじん」と呼ばれる人物だ。物語の最後で惇とつばきは「りょじん」の手助けで再会することになるのだが。。。
小説では惇が江戸時代の「百椿庵(ひゃくちんあん)」で過ごす日々のことが、ラジオドラマより詳しく書かれていた。ドラマとほぼ同じストーリー進行である。結末も同じだった。
昔の日本女性が、男性に本当に従順だったかどうかは疑問が残るが、つばきのように愛らしく、従順で、それでいて芯のある女性は多くの男性のあこがれだ。現代では絶滅種と言っていいほど理想的な伴侶である。せめて小説の中では身勝手な妄想を膨らませていたい。この小説はいまどきの若い女性にも果たして受け入れられるのだろうか? そのようなことを考えながら読み進んだ。
この小説を読んだ方が2007年にAmazonのレビューに次のようなメッセージを残しているのを見つけた。ウィキペディアの「つばき、時跳び」を読むとわかるが、この小説は平凡社のPR誌『月刊百科』に、2004年9月号から2006年9月号まで「つばきは百椿庵に」のタイトルで連載されていた。
『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』の大林宣彦監督が映画化してくれたらいいなと、そんな気持ちに駆られた一冊。
なんと、これが実現するのである。絶対に見なければ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9f/22c6bf4d8b333311311efd4e49c7833c.png)
大林宣彦監督と言えば「尾道三部作(『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』)」、「新・尾道三部作(『ふたり』『あした』『あの、夏の日』)」が懐かしい。これらの映画に感化され、尾道のロケ地巡りをする人はたくさんいた。(さすがに最近は減っていると思うが。)
尾道ロケ地めぐり
http://gure-tinu-hitori.sakura.ne.jp/roketi_meguri_top.htm
尾道三部作ロケ地案内図
http://www.saikobo.jp/onomichi/map.htm
大林宣彦映画 尾道ロケ地巡り (広島県尾道市)
http://gourmet-travelogue.doorblog.jp/archives/44109472.html
大林監督の映画のうちいくつかはAmazon Prime Videoでも見れるようだ。(検索する)
たまたまであるが、この数年の間に僕は新・尾道三部作に子役として出演していた女の子2人とそれぞれ別の機会に知り合っている。2人とも今では30歳前後。僕は大林監督作品のファンだから、撮影したときの思い出話をたくさん聞かせていただいた。世の中は広いようで狭い。
「つばき、時跳び」の映画のロケはおそらく熊本だ。熊本城は修復中だからどうするのだろう?
つばき役は誰になるのだろう? 著者はオードリー・ヘップバーンをイメージしているようだが、僕のイメージではラジオドラマでつばきを担当していた美山加恋さんだ。著者は、各読者が持つつばきのイメージが各人違うので驚いたとのこと。彼が聞いたところでは、宮崎あおい、榮倉奈々、宮沢りえ、吹石一恵が多いとのことである。
誰が演じるのかを含め、映画が公開されるのを楽しみに待とう。
2019年10月1日に追記:
ウィキペディアに以下の記述を見つけた。大林監督のご病状を心配している。
つばき、時跳び(2020年1月クランクイン、2021年公開予定) - 企画 ※2019年9月23日に病状の悪化を理由に監督を降りることが発表された。後任は行定勲監督の予定。
本をお買い求めの方は、こちらからどうぞ。文庫版が今年でたばかり。Kindle版は文庫版と単行本では違うようである。
「つばき、時跳び(徳間文庫): 梶尾真治 」(Kindle版)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/d7e11bf3e1a47284cc725491ad89cec2.png)
「つばき、時跳び(単行本): 梶尾真治 」(Kindle版)
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「つばき、時跳び(単行本): 梶尾真治 」(Kindle版)
内容:
椿が咲き乱れる「百椿庵」と呼ばれる古屋敷には、若い女性の幽霊が出るとの噂があった。
その家で独り暮らすことになった青年は、ある日、突然出現した着物姿の美少女に魅せられる。
「つばき」と名のる娘は、江戸時代から来たらしい…。
百五十年という時間を超えて、惹かれあう二人の未来は?
梶尾真治が熊本を舞台に描く究極のタイムトラベル・ラブロマンス。
映画化を映像作家・大林宣彦氏が決心!
文庫版は2018年1月刊行、397ページ。単行本は2010年6月刊行、352ページ。
著者について:
梶尾 真治(かじお しんじ): ウィキペディア: Twitter @kajioshinji3223
1947年、熊本県生まれ。1971年「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。代表作は『地球はブレイン・ヨーグルト』『怨讐星城』(星雲賞受賞)、『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞受賞)、『サラマンダー殱滅』(日本SF大賞受賞)など。
梶尾 真治さんの著書: Amazonで検索
たまには恋愛小説でもと「マチネの終わりに: 平野 啓一郎」を読んだが、つまらなかったので、次こそは外さないぞと読んでみたのがこの小説。
昨年NHK FMの青春アドベンチャーのラジオドラマとして放送されたときハマっていた。この本なら絶対に外すことはない。主演のつばき役の声は女優の美山加恋さんが担当していた。
つばき、時跳び(全10回)
熊本の古屋敷に咲く美しい花一輪、彼女の名は、つばき。
https://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2017005.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/83/791bf7c41b99e6b803a46636dcf8e80f.png)
2010年には福田沙紀さん主演の舞台も制作されていたようだ。
舞台「つばき、時跳び」制作発表
やはりタイムトラベル・ラブロマンスがいい!ラジオドラマでストーリーを知っていても、原作本は大いに楽しめた。話の前半はつばきが現代に迷い込み、駆け出し小説家の井納惇と出会って過ごす日々、中盤は惇が江戸時代にタイムトラベルをし、つばきに世話を受けながら愛情を深めていく。そこで突然2人には切ない別れが。。。タイムトラベルのしかけを作ったのは「りょじん」と呼ばれる人物だ。物語の最後で惇とつばきは「りょじん」の手助けで再会することになるのだが。。。
小説では惇が江戸時代の「百椿庵(ひゃくちんあん)」で過ごす日々のことが、ラジオドラマより詳しく書かれていた。ドラマとほぼ同じストーリー進行である。結末も同じだった。
昔の日本女性が、男性に本当に従順だったかどうかは疑問が残るが、つばきのように愛らしく、従順で、それでいて芯のある女性は多くの男性のあこがれだ。現代では絶滅種と言っていいほど理想的な伴侶である。せめて小説の中では身勝手な妄想を膨らませていたい。この小説はいまどきの若い女性にも果たして受け入れられるのだろうか? そのようなことを考えながら読み進んだ。
この小説を読んだ方が2007年にAmazonのレビューに次のようなメッセージを残しているのを見つけた。ウィキペディアの「つばき、時跳び」を読むとわかるが、この小説は平凡社のPR誌『月刊百科』に、2004年9月号から2006年9月号まで「つばきは百椿庵に」のタイトルで連載されていた。
『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』の大林宣彦監督が映画化してくれたらいいなと、そんな気持ちに駆られた一冊。
なんと、これが実現するのである。絶対に見なければ!
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大林宣彦監督と言えば「尾道三部作(『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』)」、「新・尾道三部作(『ふたり』『あした』『あの、夏の日』)」が懐かしい。これらの映画に感化され、尾道のロケ地巡りをする人はたくさんいた。(さすがに最近は減っていると思うが。)
尾道ロケ地めぐり
http://gure-tinu-hitori.sakura.ne.jp/roketi_meguri_top.htm
尾道三部作ロケ地案内図
http://www.saikobo.jp/onomichi/map.htm
大林宣彦映画 尾道ロケ地巡り (広島県尾道市)
http://gourmet-travelogue.doorblog.jp/archives/44109472.html
大林監督の映画のうちいくつかはAmazon Prime Videoでも見れるようだ。(検索する)
たまたまであるが、この数年の間に僕は新・尾道三部作に子役として出演していた女の子2人とそれぞれ別の機会に知り合っている。2人とも今では30歳前後。僕は大林監督作品のファンだから、撮影したときの思い出話をたくさん聞かせていただいた。世の中は広いようで狭い。
「つばき、時跳び」の映画のロケはおそらく熊本だ。熊本城は修復中だからどうするのだろう?
つばき役は誰になるのだろう? 著者はオードリー・ヘップバーンをイメージしているようだが、僕のイメージではラジオドラマでつばきを担当していた美山加恋さんだ。著者は、各読者が持つつばきのイメージが各人違うので驚いたとのこと。彼が聞いたところでは、宮崎あおい、榮倉奈々、宮沢りえ、吹石一恵が多いとのことである。
誰が演じるのかを含め、映画が公開されるのを楽しみに待とう。
2019年10月1日に追記:
ウィキペディアに以下の記述を見つけた。大林監督のご病状を心配している。
つばき、時跳び(2020年1月クランクイン、2021年公開予定) - 企画 ※2019年9月23日に病状の悪化を理由に監督を降りることが発表された。後任は行定勲監督の予定。
本をお買い求めの方は、こちらからどうぞ。文庫版が今年でたばかり。Kindle版は文庫版と単行本では違うようである。
「つばき、時跳び(徳間文庫): 梶尾真治 」(Kindle版)
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「つばき、時跳び(単行本): 梶尾真治 」(Kindle版)
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