「グリフィス 電磁気学 I」
「グリフィス 電磁気学 II」
内容紹介:
本書は、中級レベルの電磁気学のテキストとして抜群の定評をもち、北米を中心に広く使われている。語り口の味わいやわかりやすさは勿論のこと、その真価は脚注で引用されている文献とそれに密接に関連づけられた内容が本文や演習問題にさりげなく反映されている点にある。最近議論される内容までも意欲的に反映され、改訂のたびに新しい視点を取り込んでいる、まさに生きた電磁気学のテキストともいえる。さらに、演習問題は単なる章末問題としてではなく、例題とともに本文中に内容の理解を促進させるかたちで埋め込まれていることが特徴であり、周到な学習過程デザインがなされている。
第I巻では、真空中および物質中の静電場と静磁場の基本法則について取り扱った後に、時間変動する電磁場を記述するマクスウェル方程式を導入する。
第II巻では、おもに時間変動を伴う電磁気学的現象を扱う。通常のテキストで扱われる電磁波の伝搬や輻射の問題に加え、遅延ポテンシャルやジェフィメンコ方程式によるマクスウェル方程式の解を詳細に取り扱っている点、相対論について詳細に述べている点が特徴である。
I巻: 2019年12月11日刊行、422ページ。
II巻: 2020年12月19日刊行、256ページ。
原書第4版:2017年6月29日刊行、620ページ。
著者について:
D.J.グリフィス: ウィキペディア
リード大学名誉教授。物理学者。教育者。電磁気学、素粒子物理学や量子力学のテキストが英語圏の多くの大学で採用され、定番書として親しまれている。
ホームページ: https://www.reed.edu/physics/faculty/griffiths/
待望の第II巻がようやく発売された。本来は年明け早々に発売される予定だったのだ。第I巻はAmazonのサイトで、アダルト商品として一時期間違えて表示されていたことで有名になった。理由は何であれ、話題になったのはよかったのだと思うことにしよう。
「グリフィス 電磁気学 I」
「グリフィス 電磁気学 II」
第I巻:目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621304224
第II巻:目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621304235
第I巻
第 1 章 ベクトル解析
1.1 ベクトル代数 ● 1.2 ベクトル場の微分 ● 1.3 ベクトル場の積分
1.4 曲線座標系 ● 1.5 ディラックのデルタ関数 ● 1.6 ベクトル場の理論
第 2 章 静電気学
2.1 電場 ● 2.2 静電場の発散と回転 ● 2.3 静電ポテンシャル
2.4 静電場における仕事とエネルギー ● 2.5 導体
第 3 章 ポテンシャル
3.1 ラプラス方程式 ● 3.2 鏡像法 ● 3.3 変数分離法 ● 3.4 多重極展開
第 4 章 物質中の電場
4.1 分極 ● 4.2 分極した物質の電場 ● 4.3 電気変位 ● 4.4 線形誘電体
第 5 章 静磁気学
5.1 ローレンツ則 ● 5.2 ビオ・サバールの法則 ● 5.3 磁場の発散と回転
5.4 ベクトルポテンシャル
第 6 章 物質中の磁場
6.1 磁化 ● 6.2 磁化した物質の磁場 ● 6.3 補助場 H ● 6.4 線形媒質と非線形媒質
第 7 章 電磁気学
7.1 起電力 ● 7.2 電磁誘導 ● 7.3 マクスウェル方程式
付録 A 曲線座標系におけるベクトル解析
A.1 前置き ● A.2 表記 ● A.3 勾配 ● A.4 発散 ● A.5 回転 ● A.6 ラプラシアン
付録 B ヘルムホルツの定理
付録 C 単位
付録 D 公式集
第II巻
第 8 章 保存則
8.1 電荷とエネルギー ● 8.2 運動量 ● 8.3 磁気的な力は仕事をしない
第 9 章 電磁波
9.1 1次元の波 ● 9.2 真空中の電磁波 ● 9.3 物質中の電磁波 ● 9.4 吸収と分散 ● 9.5 導波
第 10 章 ポテンシャルと場
10.1 電磁ポテンシャルによる定式化 ● 10.2 連続分布 ● 10.3 点電荷
第 11 章 輻射
11.1 双極子輻射 ● 11.2 点電荷
第 12 章 電磁気学と相対論
12.1 特殊相対論 ● 12.2 相対論的力学 ● 12.3 相対論的電気力学
翻訳のもとになった原書第4版はこちら。
「Introduction to Electrodynamics Fourth Edition: David J. Griffiths」(Kindle版)
同著者では、素粒子物理学の教科書がすでに翻訳されている。原書Kindle版はKindle Unlimitedの対象だ。
「グリフィス 素粒子物理学」
「INTRODUCTION TO ELEMENTARY PARTICLES: David J. Griffiths」(Kindle版)(2nd Ed)
英語圏で標準的に使われている素粒子物理学テキストの翻訳版。
初学者が素粒子物理学の全体像をとらえるのに最適な一冊である。章はじめに学習の目的を掲げ、読者が自分のレベルにあわせて読み進められる構成となっている。本書では、理論の理解に重きをおき、実験手法や装置についてはほとんど触れない。さまざまな素粒子の紹介、理論の土台となった歴史にはじまり、粒子の運動学から標準模型について、そしてこれからの方向性までを述べる。また、本分野を学ぶうえで重要なファインマン図も丁寧に解説。例題や問題も多数掲載し、計算力を養うことができる。
詳細目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621303924
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「グリフィス 電磁気学 II」
内容紹介:
本書は、中級レベルの電磁気学のテキストとして抜群の定評をもち、北米を中心に広く使われている。語り口の味わいやわかりやすさは勿論のこと、その真価は脚注で引用されている文献とそれに密接に関連づけられた内容が本文や演習問題にさりげなく反映されている点にある。最近議論される内容までも意欲的に反映され、改訂のたびに新しい視点を取り込んでいる、まさに生きた電磁気学のテキストともいえる。さらに、演習問題は単なる章末問題としてではなく、例題とともに本文中に内容の理解を促進させるかたちで埋め込まれていることが特徴であり、周到な学習過程デザインがなされている。
第I巻では、真空中および物質中の静電場と静磁場の基本法則について取り扱った後に、時間変動する電磁場を記述するマクスウェル方程式を導入する。
第II巻では、おもに時間変動を伴う電磁気学的現象を扱う。通常のテキストで扱われる電磁波の伝搬や輻射の問題に加え、遅延ポテンシャルやジェフィメンコ方程式によるマクスウェル方程式の解を詳細に取り扱っている点、相対論について詳細に述べている点が特徴である。
I巻: 2019年12月11日刊行、422ページ。
II巻: 2020年12月19日刊行、256ページ。
原書第4版:2017年6月29日刊行、620ページ。
著者について:
D.J.グリフィス: ウィキペディア
リード大学名誉教授。物理学者。教育者。電磁気学、素粒子物理学や量子力学のテキストが英語圏の多くの大学で採用され、定番書として親しまれている。
ホームページ: https://www.reed.edu/physics/faculty/griffiths/
待望の第II巻がようやく発売された。本来は年明け早々に発売される予定だったのだ。第I巻はAmazonのサイトで、アダルト商品として一時期間違えて表示されていたことで有名になった。理由は何であれ、話題になったのはよかったのだと思うことにしよう。
「グリフィス 電磁気学 I」
「グリフィス 電磁気学 II」
第I巻:目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621304224
第II巻:目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621304235
第I巻
第 1 章 ベクトル解析
1.1 ベクトル代数 ● 1.2 ベクトル場の微分 ● 1.3 ベクトル場の積分
1.4 曲線座標系 ● 1.5 ディラックのデルタ関数 ● 1.6 ベクトル場の理論
第 2 章 静電気学
2.1 電場 ● 2.2 静電場の発散と回転 ● 2.3 静電ポテンシャル
2.4 静電場における仕事とエネルギー ● 2.5 導体
第 3 章 ポテンシャル
3.1 ラプラス方程式 ● 3.2 鏡像法 ● 3.3 変数分離法 ● 3.4 多重極展開
第 4 章 物質中の電場
4.1 分極 ● 4.2 分極した物質の電場 ● 4.3 電気変位 ● 4.4 線形誘電体
第 5 章 静磁気学
5.1 ローレンツ則 ● 5.2 ビオ・サバールの法則 ● 5.3 磁場の発散と回転
5.4 ベクトルポテンシャル
第 6 章 物質中の磁場
6.1 磁化 ● 6.2 磁化した物質の磁場 ● 6.3 補助場 H ● 6.4 線形媒質と非線形媒質
第 7 章 電磁気学
7.1 起電力 ● 7.2 電磁誘導 ● 7.3 マクスウェル方程式
付録 A 曲線座標系におけるベクトル解析
A.1 前置き ● A.2 表記 ● A.3 勾配 ● A.4 発散 ● A.5 回転 ● A.6 ラプラシアン
付録 B ヘルムホルツの定理
付録 C 単位
付録 D 公式集
第II巻
第 8 章 保存則
8.1 電荷とエネルギー ● 8.2 運動量 ● 8.3 磁気的な力は仕事をしない
第 9 章 電磁波
9.1 1次元の波 ● 9.2 真空中の電磁波 ● 9.3 物質中の電磁波 ● 9.4 吸収と分散 ● 9.5 導波
第 10 章 ポテンシャルと場
10.1 電磁ポテンシャルによる定式化 ● 10.2 連続分布 ● 10.3 点電荷
第 11 章 輻射
11.1 双極子輻射 ● 11.2 点電荷
第 12 章 電磁気学と相対論
12.1 特殊相対論 ● 12.2 相対論的力学 ● 12.3 相対論的電気力学
翻訳のもとになった原書第4版はこちら。
「Introduction to Electrodynamics Fourth Edition: David J. Griffiths」(Kindle版)
同著者では、素粒子物理学の教科書がすでに翻訳されている。原書Kindle版はKindle Unlimitedの対象だ。
「グリフィス 素粒子物理学」
「INTRODUCTION TO ELEMENTARY PARTICLES: David J. Griffiths」(Kindle版)(2nd Ed)
英語圏で標準的に使われている素粒子物理学テキストの翻訳版。
初学者が素粒子物理学の全体像をとらえるのに最適な一冊である。章はじめに学習の目的を掲げ、読者が自分のレベルにあわせて読み進められる構成となっている。本書では、理論の理解に重きをおき、実験手法や装置についてはほとんど触れない。さまざまな素粒子の紹介、理論の土台となった歴史にはじまり、粒子の運動学から標準模型について、そしてこれからの方向性までを述べる。また、本分野を学ぶうえで重要なファインマン図も丁寧に解説。例題や問題も多数掲載し、計算力を養うことができる。
詳細目次
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621303924
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