久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

夜と霧

2014-06-08 | ピアノ
2014年6月8日(日)

ちょうど一年半前、アウシュビッツとビルケナウを案内してくださったガイドさんに教えていただいたヴィクトール・E・フランクル氏の『夜と霧』という本。


帰国後すぐに注文し、手にしたものの なぜかすぐに読む気にはなれず
でも早く読まなきゃなー という義務感というか罪悪感?から、できるだけ部屋の目につくところに置いていたのですが、結局そのままいつのまにか妊娠して悪阻が始まって本どころではなくなって、回復してからも、胎教に良くないかなァとかいろいろ心配してしまってついに本棚にしまいこんでしまっていました。


ところがどういうわけか、数日前に急に 読んでみようかな という気が起こり
ひとたびページを開くと、一気に読めました。



全部読んでみて、なぜ今 急に読む気になったか(何か目に見えない力というか心の声に導かれて、読まされた という方が正しいかもしれませんが)よくわかりました。

縁とタイミングというのは本当に不思議です。



この秋に生まれてきてくれる予定の息子にも、高校生くらいになったら手渡したい本だと思いました。




もうすでに長い間、世界的なベストセラーとなっているようですが、この先もずっと 一人でも多くの方がこの本と出会えたらいいのになーと思いました。