コトバ
2020年6月9日(火)
在宅ワークのみの生活から一転、移動を伴う仕事も再開したことにより、体力の限界に挑むような毎日ですが、電車の中でゆっくり本と向き合えるのは素直に嬉しいです。
久しぶりのお供に選んだのは佐藤優さんの「民族問題」。
日本人が、一番ピンとこない話題ではないでしょうか。
私もです。
でも、様々な角度、切り口からのお話が、理路整然と書かれているので、そんな私でも大変読みやすいです。
その中で言語について触れているところがあり
「文体が変わるときは人のものの考え方が変わる」
とあり、なるほど!と思いました。
自分にも身に覚えがありますし、みなさんもきっとご経験があるのでは。
随分昔の話ですが、スピードワゴンの糸田さんと安達ゆみさんが離婚されるときに、メールのやりとりの文体が変化していったことを話されていたのを思い出しました。
つい先日には、多和田葉子さんの言葉にまつわる書籍を読んだところでしたので、なんだか「言葉」について深く考えさせられる機会の多い今日この頃。
高速電磁波にまみれがちな今、とてもありがたいご縁です。
少し前のことですが、3月に行われるはずだった音楽院庄内本校とさくら夙川校の2つの発表会が立ち消えになったのに加えて、実は5/6に予定されていた大阪の教室の発表会も、コロナの影響により、一時的にホール閉館となり、中止になりました。
十数年ピアノを習い続けてくれて、今回が最後の発表会になるはずだった方、今回が人生初のステージとなるはずだった方。。。
それ以外の学年の方たちもそれぞれに色々な想いを持って準備してきてくれていたのですが、会場が閉鎖となっては、もうどうすることもできませんでした。
プログラム掲載用に何人かの生徒さんが書いてくださった絵。
主宰の先生がレッスン室に飾って下さってました。
また次なる舞台を目標に、、!
こちらは対面レッスン時にご活躍の指し棒。
植木用の棒ですが、長さ細さ共に私的には大変使いやすいです。
ソーシャルディスタンス、ばっちりキープできます。
こちらは生徒さんが貸してくださったロールピアノ。
これも距離を保ちながらのレッスンにかなりお役立ち!
ありがたいです。
そして、ついに購入、フェイスガード。
必要に応じてこちらも活用していこうと思います。
オンラインレッスンと動画添削レッスンと対面レッスンを並行していくのは想像以上にエネルギーのいることだということを痛感していますが、それぞれに良いところや苦労するところがあって、自身の仕事を今一度、多角的に見つめ直す良い機会になっているのは確かです。
いつもながら話があちこちに飛びますが
どんなときも自分の生き方に誇りを持ち続けられるよう
明日もまた、答えのない自問自答を繰り返しながら、反省を繰り返しながら
目の前のことにただただ全力投球。
そうそう、自問自答したり、思考を深めるときに、自分の母国語を自由に操れるのは幸せなことだと誰か書いてらっしゃいました。
外国語を学ぶこともとても大切ですが、思春期や、大人になったときに、複雑なことと対峙して、考えに考え抜かなければならないときには、やはり母国語の奥行きが必要になる と。
思考停止になったときに、人は無意識に罪の意識もないまま危険な方向へ向かってしまうという記述も最近よく見かけます。
なんだかバラバラな文章になりましたが、私の興味のアンテナが今そういうところ付近をウロウロしているのでしょうね。
話飛び飛びついでに最後も飛ぶ!
子育てには自分の生き方がそっくりそのまま映し出されるような、そんなヒヤヒヤした瞬間がたんまりあって、寿命が縮まること多数ですが、、(^^;)
まあ退屈しなくていいですね 笑
明日も元気に!