2021年4月20日(火)
一昨日、北野裕司&久保美緒ピアノデュオリサイタルvol.1 は、無事に終演致しました。
開催出来て本当に良かった、、、!
一度は完売した座席も、最後3日程で数十名のキャンセルが出て(この状況ですからある程度は覚悟していましたが)かなりメンタル鍛えられました(笑笑)
でも、本番当日には本当にたくさんのお客様がお越し下さり、もうそれだけで感謝しかありませんでした。(泣)
午前中リハ。
前半の衣装の写真はないのですが、こちらは後半終了後に記念撮影。
頑張らなくてもイメージした音がするりと出せる楽器と、常に奏者の味方でいてくれる会場、適度な距離感を保ちつつも必要な時には最善を尽くしてくださる調律師の方、舞台スタッフの方々、協会のスタッフの方々、めくりにくい横長の連弾譜に冷静に対応してくれた譜めくりの方、朝からリハを聴いてくれたり一日中息子の面倒を見ながらナイスサポートしてくれた友人、そして、こんなにも大変な状況の中、決死の覚悟でお越しくださった多くのお客様や、あたたかいメッセージをくださった方々。
皆様に支えられて、私(おそらく相方も)自身、自分のやるべき仕事だけに自分でも驚くほど集中することができました。
雑念のない心地よい場所、心地よい人に支えられての音楽の時間。
私のやりたかったことや伝えたかったことを、何となくお伝えすることができたのかな、と、演奏しながらも肌で感じましたし、皆様からお寄せいただいた感想からも感じました。
と言ってしまうと、なんだか勘違い人間のようになってしまいますが。すいません(笑)。
でもそれくらい私にとっては楽しく幸せな時間でした。
物質的なものだけで人は絶対に幸せにはなれませんよね。
今はまだ苦しい時期がもうしばらく続くでしょうけれど、音楽や文化芸術がコロナ禍以前以上に必要とされる時が、もうすぐそこまで来ていると、今回久しぶりに舞台に立ってみて私はそう感じました。
2日経って、ようやく本当に終演したのだなと実感が湧いてきたところです。
キリキリに巻き上げたネジが徐々に緩まっていくこの心身の感触、懐かしい、、、!!
息子。
客席では、色々な方に発見され、声をかけていただき、偉いね~なんて褒めていただいたりしていたそうです。
前のめりで聴いて、拍手も頑張ってしてくれていたと聞き、不思議な、でもとても嬉しい気持ちになりました。
作品と向き合う中で、嫌というほど自分と対峙させられる場面が多く、本当に苦しく投げ出したくなる時もありましたが、逃走しなくて本当に良かったです。
「いつか必ず音になるから」
昔、大好きな奏者からいただいたこの言葉を支えに、これからも大切に心に抱きながら、自分にしかできない仕事を丁寧に、日々積み重ねていこうと改めて思いました。
ありがとうございました(^^)/
あ、相方にも感謝。
忍耐強い彼でなければ、とっくにコンビ解消されていたことでしょう(笑)