「刑務所は結婚より自由かもしれませんな」
カッシーニ・・・いまこの名前を聞くと高級家具のブランドのカッシーナ?とか想像するけど
このドラマではワイナリーの名前だ。
1973年アメリカ96分
なんでもコロンボファンの間で、この19話『別れのワイン』は最高傑作らしいのだ。
コロンボで好きな回、第一位に輝くのがこの『別れのワイン』と聞いたので早速観た。
この時代の刑事モノって、囮捜査というか、犯人を落としいれて自白へ持って行くスタイルが
多いような気がする。
でもまだコロンボは5話ほどしか観てないので語るには浅いのですが・・・
コロンボ・・・
”かみさん”はコロンボの口からよく出てくる。
「うちのかみさんがね、」「うちのかみさんは・・・」
結局”うちのかみさん”というのは全編に渡って登場はしないよね?
コロンボから語られた家庭図。
コロンボんちには子守が必要な小さい(あるいは小学生か?)の子供がいる。
今回のかみさんは、子守が
*期末試験で来られない。
*ロックコンサートへ行ってしまった。
という理由で外出出来ない(笑)
コロンボのグレーの車は15万キロ走っている。
※コロンボの車は”青”となっているので
私が見たのは泥で汚れた車だったのかな?
休みには家族でピクニックにも行ったりする。
あ、コロンボって両親がイタリア人なのだ。
自分はニューヨークだっけ?で育ったので生粋のアメリカ人みたい。
※ロス市警って言ってるやん!ロサンゼルスだよぉぉ~
イタリア人なのに歌が下手だ、と自分で言ってた。カンツォーネ?
イタリア人のくせにワインにも疎い。
・・・はーずーーの、ワイン。
犯人に ワインに疎いダサいうだつの上がらない公務員、と油断させておいての攻撃は見事だ。
この人、上の方からは絶大な信用を得ていることが判る。
そしてやはりIQが高いのだ。外見から想像できないけど賢いのね。
やはりそこは名探偵、IQが高くないと想像が出来ないもんね。
コロンボの推理は全て想像だ。
車を恋人より愛してた人が車を野ざらしにするか?
デキャンタを人任せにしない人が何故、この時だけ人に任せたか?
そしてあの秘書の証言・・・
最後に犯人であるお兄さんが上の台詞を・・・
自白します、しようと思った訳は「刑務所は結婚より自由かもしれないから」
えええー@@刑務所入ったらワインも飲めなくなるのにー?
ところで、この映画で”先週の木曜日に外気温が40℃になった”という状況が出てくる。
ええ?40℃???
それで停電になってワインセラーの温度も上昇して高価なワインがダメになった。
※停電になったんじゃなくて、犯人であるワインを愛するお兄さんが”換気扇の”スイッチを切った、と
とあるところのあらすじで読んだ。
ワイン倉庫に弟を閉じ込めたからね。
でも、ワインを愛してたらいくらなんでもスイッチ切るかな?・・・?
殺すためにスイッチ切るというのが理解できないな・・・
だってワインを愛するがゆえにワインを愛さない弟を抹殺するんだもの・・・
もしかしたら換気扇は酸素が無くなるだけのものか?
気温は関係なくて、倉庫の酸素がなくなって窒息死させる為か?
私はてっきり温度を一定に保ってるもののスイッチと思ったが
時代が古いからよくわからないやʅ( ‾⊖◝)ʃ
・・・んで
先週そんな気温だったのにいまコロンボはもちろんヨレヨレのスーツに例のベージュのコート着てる。
暑くないのー??
色んな所でこの『別れのワイン』は波紋を投げかけてるようで
やはりトリックが判りにくいみたいだ。
時代が違うので人の感覚も違ってくるしね。
ラストシーン、コロンボのチョイスしたポートワインで乾杯して犯人を警察署にやるのだが
飲酒運転やん!という指摘の多いこと多いこと。
今と違って飲酒運転は平気だったはず、あの時代。
もちろん違法ではあったとは思うけど、悪いことではなかったんじゃないかな?
ラスカルだってそうだ。スターリングのお父さんはドライブの合間の休憩中に
ワインを飲んでいる。
ま、この物語の時代は今から100年前らしいが・・・