折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

ツアーファイナル雑感   基礎の反復練習の生み出すもの

2014-11-30 11:27:10 | 教室から
テニスはお好きですか?


私はそんなに上手ではないのですが、テニスはたまにやるので、先日行われたツアーファイナルの準決勝はテレビの前に座り込んで見ました。
アジア人初のツアーファイナル出場を果たしただけでなく、ベスト4に残るという快挙。
準決勝では惜しくも世界ランク1位のジョコビッチ選手に敗れてしまいましたが、大会中ジョコビッチから唯一セットを奪ったのが錦織選手でした。

彼が急にぐんと強くなった背景には、マイケル・チャンコーチが取り入れた基礎トレーニングがあると言われています
。もともとは地道な練習が嫌いなタイプだった錦織選手に、徹底的な反復練習をさせ、それが試合中の「カン」を鍛えた・・・

。こんな情報を雑誌で読んで、私は、あ~公文だ・・・・と思ったのでした。


公文も、特に下の方の教材では徹底的な反復練習がかなりの部分を占めています。
数字や式の処理を手が覚えるくらいまでやりこむと、不思議なことにいわゆる「数学の得意なアタマ」が育ってきます。私は実際に「量」が「質」に転換した、と思える瞬間をかなり目撃しています。ある教科を強くするためには、重箱の隅をつつくような応用問題でなく、脳の使い方そのものをまず鍛えていくことが有効です。公文はお薬。それも西洋薬ではなく漢方薬に近い。即効性はあまりないけれど、体質をいつの間にか変えて、ひらめく、強い脳を作り出すのです。

基礎トレーニングが爆発的に効果を上げた錦織選手の例を見ても、やっぱり徹底的な反復練習は想像以上に能力を飛躍させてくれる、ということだと思います。


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