暮らしのヒント館

身近な生活

妻のこと(点滴外れる)

2014年11月20日 | 健康と病の語り

 感染症による高熱が続いていたが、抗生物質と点滴を流し込むカテーテルを取り外したところ、見る見るうちに熱が下がり3分がゆを食べることができるようになった。カテーテルのところから細菌が侵入し高熱により危ないところだった。昨日の昼から点滴がすっかり取れ、夕飯は5分がゆになった。まだ、ドレンは外すことができず、あと1カ月ぐらいはかかるものと思われる。ぎりぎりお正月が家で迎えられるかどうかであるが、寒い冬を温かい病室でゆっくりと過ごす方が体にはいいと思う。本人もあまり帰りたがらない。両腕にあった点滴から解放され、手持無沙汰となったため、単行本が読みたいとのこと。ようやく前向きな考え方になってきたことはとても喜ばしい。これが続くとわがままに発展するので、適当な距離を置こうと思う。

 退院がいつかはわからないが、元気になったころ、たぶん夏場と思うが、もう一度開腹手術をし、人工肛門から自分の肛門への手術が控えている。おなかが痛々しいが、これが本人にとって幸せなのかどうか疑問ではあるが、人工肛門よりは自分の肛門で用が足せる方がよいと思う。


妻のこと(長期化)

2014年11月16日 | 健康と病の語り

 10月9日に入院してから丸々1カ月経過。一進一退を繰り返している。

手術のおおもとである”がん”については何ら数字が出てこないので、今のところ安心できるものと思う。縫合不全や腹膜炎、感染症とそれ以外の症状で苦しんでいる。少し体温も下がってきたようだが、高い時で39度7分くらいの日が2日間続いた。本人の不安が一番大きかったが、ようやく落ち着いてきた。それでも37度くらい。こういう時に何もしてやれないというもどかしさが自分を責めるし、何とか明るい表情をしようにも固くなってしまう。とにかくそばについてやるしか方法がない毎日だ。

 昨日は東京から娘が孫2人連れて見舞いに来た。内孫と合わせ3人のお孫ちゃんに囲まれ、ようやく顔に明るさと笑いが出てきた。ホッとする瞬間だ。この状態が長く続くといいのに、と思うが明日はわからない。今日には帰ってしまうのでまたしばらく張りつめた毎日が続くと思う。内孫が見舞いに来て”ハグ”をして帰るとのこと。とっても喜んでいる。

 このままの状態で新年を迎えるのかと思うと心が痛む。何とか年内に出られるといいのに、とつくづく思う。


妻のこと(血糖値管理)

2014年11月10日 | 健康と病の語り

 自分だけで病棟を歩けるところまで回復した。しかし、一向に熱も下がらなければ、食事もうまい具合に行かない。血糖値もなかなか下がらない。安定しない。本人は不安が余計につのる。

おなかの中には、ドレンで抜けきれない異物が残っており、膿も出ている。抗生物質を使い、膿を取り除く処置に切り替えるとのこと。いきなり多くの抗生物質を使うわけにもいかないため、少しづつ、様子を見ながら続けることになった。そのため、年内の退院を目標にするくらいの、気の長い治療を必要とするとのこと。もしかしたら、お正月は病院かもしれない。落ち込む妻を何とか力づけなければならないと思う。