gooブログが「今日のひとこと」というサービスを始めましたね。今日のお題は「最近読んだ本」でした。新年度に入ってから読んだ本を、アトランダムに書き込んでみました。宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』宇能鴻一郎『アルマジロの手』相沢沙呼『invert 城塚翡翠倒叙集』ジジェク『あえて左翼と名乗ろう』加藤直樹『ウクライナ侵略を考える』字数制限でここまで。このほか、辻真先『たかが殺 . . . 本文を読む
びわ湖観光大使の制服の成瀬にひとめぼれ。ざしきわらしさんの描く装画の成瀬も、この作品の大ヒットに大きく貢献していると思います。ミステリ趣向の作品もあって、第一作よりおもしろさはさらにグレードアップしています。シリーズ第二作は五章構成。「ときめっ子タイム」語り手は、大津市立ときめき小学校四年生の北川みらい。前作の最終話、成瀬と島崎の漫才コンビ「ゼゼカラ」が司会を務める「ときめき夏祭り」で、マイメロデ . . . 本文を読む
城塚翡翠シリーズ第二集、清原果耶『invert 城塚翡翠 倒叙集』について感想を書こうかと思いながら、ひと月近くが過ぎました。この作品は、どのように紹介しても、『霊媒探偵・城塚翡翠』のネタバレになってしまいそうで、紹介の仕方がむずかしいですね。それに、以前も書いたとおり、『霊媒探偵・城塚翡翠』は、原作は未読でコミカライズでしか知りません。清原紘さんのカバー絵にひと目ぼれしてレジに直行したものです。 . . . 本文を読む
今日もお母さんのお店へ。今夜も結局2時間近く過ごしたのかな。帰り道がわからなくなり、弊社の受付を訪ねてきたおばちゃんの話から、『鶴瓶の家族に乾杯』のロケ地の三条とお隣の燕市の確執と、話題が尽きません。そして、このあたりの昔の話に。「昔はお風呂なんかひと月に一回だけやったで。このあたりも畑ばかりで、銭湯、遠かったもん」と、お母さんがいうのに、そういえば、私の家にも風呂はありましたが入浴は週に一、二回 . . . 本文を読む
今日は結局、一日、本を読んで過ごしました。昼から五月山に出かけるつもりが、外は雨。たまには本を読んで過ごそうと思ったのです。今日読んだのは、宮島美奈『成瀬は天下を取りにいく』、宇能鴻一郎『アルマジロの手』、大藪春彦『黒豹の鎮魂歌』、あfろ『ゆるキャン△』16巻など。夕方仮眠を取り、雨の中、スーパーに出かけて、チーズとボローニャソーセージを買ってきたのは、久しぶりに大藪春彦を読んだせいです。光文社、 . . . 本文を読む
「ねぇ、あんたの故郷、どこ?」「冷てぇだろうさ」「……?」「ダムの底だ」『トラック野郎』で、菅原文太演じる桃次郎が、マドンナに故郷を問われて答えるシーンが、幼な心に印象に残りました。『男はつらいよ』の寅さんには帰る家があり、自分を見捨てないやさしい家族がいますが、故郷喪失者の桃次郎にそんなものはありません。私が好きだったのは、寅さんでなく桃次郎です。文太さんは、『仁義な . . . 本文を読む
昨夜は、『ゆるキャン△』SEASON3の第一話を観ました。幸せな気持ちで眠りにつくはずが、つい、いろいろ語りたくなってしまい、原作を引き出して確認するうちに、就寝は3時を過ぎてしまいました。せっかくお酒の量は控えたのに(酒をやめたとはいっていない)、睡眠不足で、今日の山行きもパワー全開とは行きませんでした。山に行った帰りは、本を買って帰りました。宮島未奈『成瀬は天下を取りに行く』(新潮社)ツイッタ . . . 本文を読む
さて、『ビブリア古書堂』シリーズ新作の感想など。これは購入当日の日記。ビブリア新刊 時をかける中年 - 新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ) (goo.ne.jp)さて、『ビブリア』シリーズは、栞子編7作、その娘の扉子編4作で、これで11作め。扉子の両親の栞子と大輔が出会ったのは、大輔の亡くなった祖母の遺した漱石全集の『それから』がきっかけでした。この岩波書店の漱石全集は戦後の刊行なのに、 . . . 本文を読む
辻真先『たかが殺人じゃないか』読了。いわゆる昭和24年、敗戦から4年の1949年、共学の新制高校となったばかりの名古屋の県立高校を舞台にした青春ミステリ。推理小説研究部と映画研究部の男子二人と女子三人が、夏休みの「修学旅行」先で、主人公たちが密室殺人事件に遭遇するという話。「辻真先」の名前を知ったのは『デビルマン』のEDだった。当時再放送で見た70年代の「テレビまんが」の脚本家としてよくお見かけし . . . 本文を読む
吉村昭を初めて知ったのは映画にもなった『漂流』でした。その後、『破獄』を読んで、すっかり虜になりました。北杜夫の『牧神の午後』とともに駅前の古本屋で買い求めたのですが、単行本刊行直後で、いわゆる新古書でした。自分の小遣いで初めて買った文庫本が、北杜夫の『船乗りクプクプの冒険』だったので、北杜夫と吉村昭は、私のなかで近い存在です。吉村昭を知るきっかけになった『漂流』映画版は、1981年公開でした。吉 . . . 本文を読む