「文学少女の三題噺」は、今日も少女漫画風のお話になりました。
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バレンタイン?関係ないけど。
"@amano_toko_bot: 今日のお題は http://t.co/1RVe2X8W これよ、文字数はきっかり140文字!よーいスタート!
→文学少女「くろまっくくん、今日のお 題は『鳩』『石鹸』『一番初めの記憶』よ!」
2013/01/31 Thu 12:32 From Tweet Button 12:23
「白い鳩がえさを食べているのを見たら両思いになれる」
そんなジンクスを信じて、冬の公園に通ったあの頃。勇気を出して渡したチョコのお返しは、かわいいハンカチに包まれた良い匂いの石けん。お母さんに選んでもらったんだろうな。今も引き出しの奥にしまってある。バレンタインの一番初めの記憶。
2013/01/30 Wed 12:23 From web
自分で書いておきながら、「えっ、そんなジンクス、あるの?」 と思って調べましたが、創作のようです(その場のでまかせともいう)。
白い鳩を見ること自体が、京都の四つ葉タクシーに遭遇するよりもはるかに確率が低く、レアでしょう。この幸運をつかんだ彼女が、これからも幸いあらんことを。
たしかにジンクスが死語になって久しいですね。パチンコの世界でも、「ジンクス」でなく「オカルト」といいます。これはもう四半世紀前から。
10年前に書いたこのお話は、主人公が過去を振り返っている話なので、そのあたりは大目に見てください。「おまじない」といいかえたら今でも通用する部分がありますので。
本場フランスでもルリユールはすでに兼業でしか成り立たなくなっています。フランスでも日本でも、製本職人の高齢化、減少は深刻な問題です。
という言葉自体、もう使われなくなっているような。
>澁澤龍彦
本棚を整理していたら澁澤龍彦翻訳のコクトー「大股びらき」が出てきました。出口裕弘が書いてますが「北海道にあの本が送られてきたときは、羨ましかったですよ。わあ、スマートだね、と思って。きれいな造りの本でしたね」(S.63.4.7「われらが修行時代」)。一九八〇年代バブルの頃の回顧録です。
書籍の装丁にこだわる読者諸氏もたくさんおられました。「鳩よ!」って詩の雑誌もありました。「三島も澁澤もいないこの地上なんて」と中井英夫が書いていますが、その中井英夫ももういなくなって、はや四半世紀ですね。
今や誰がいるのか。ネット社会になってからむしろ逆にわからなくなってきた感がありありです。どこか変なのかな。
ではでは。