今年植えた栗の苗木が、夏になっても、ちっとも芽吹きません。
鹿の食害を疑い、監視カメラを取り付けたところ、鹿のおやこが出入りしているのを確認できました。
ただ、侵入経路がわかりません。きょうは園長さんと一緒に防護柵を点検して回りました。
われわれが取得した耕作放棄地は、村はずれに当たる場所です。「文明最前線」というとおおげさでだけれど、となりは耕作放棄地で、その先は山。
文明と自然の境界領域で営農する以上、過剰防衛ではないかというくらいの防護柵を設営したのですが……。
甘かった。
山が食糧不足の冬に、人里に降りてくるのはわかります。
ただ、侵入経路がわかりません。きょうは園長さんと一緒に防護柵を点検して回りました。
われわれが取得した耕作放棄地は、村はずれに当たる場所です。「文明最前線」というとおおげさでだけれど、となりは耕作放棄地で、その先は山。
文明と自然の境界領域で営農する以上、過剰防衛ではないかというくらいの防護柵を設営したのですが……。
甘かった。
山が食糧不足の冬に、人里に降りてくるのはわかります。
しかしいまは夏です。
山にいくらでも食べ物があるのに、わざわざ人里に降りてくるのも、農作物がおいしいからでしょう。
農作物のおいしさ、コンビニ弁当のおいしさ、人間の肉のおいしさを知ってしまった野生動物は、駆除しかありません。もちろん、これは人間のエゴであり、どんな生き物も友だちの愛娘のれんちゃんには聞かせられませんが……。
今日、侵入経路は特定しました。
農作物のおいしさ、コンビニ弁当のおいしさ、人間の肉のおいしさを知ってしまった野生動物は、駆除しかありません。もちろん、これは人間のエゴであり、どんな生き物も友だちの愛娘のれんちゃんには聞かせられませんが……。
今日、侵入経路は特定しました。
鹿に防護柵を突破されるのは、実はこれで三回めです。
最初と二回目は、われわれが出入口に使っていた比較的動きやすい箇所の柵を無理やり壊して侵入していました。
今回は、斜面のため金網と地面の間に微妙に隙間ができていた箇所を、無理やり壊して拡大して、侵入していました。全く、脆弱性を突いてくるハッカーのようなものですね。
今日は鹿に壊された柵を修繕し、地面との間の隙間も完全にガードしました。
今日は鹿に壊された柵を修繕し、地面との間の隙間も完全にガードしました。
ついでに、今後、侵入口になりそうな場所もバンテージしてきました。
「これで完璧や」と一満足の園長さんに、
「三度あることは、四度あります。これからも柵の点検は継続しましょう」
と申し上げて、大阪に帰ってきました。
来週もまた行きます。
しかし、本来的には、鹿の領域を侵しているのは、私たち人間のほうですからね。鹿ともうまく共存共栄できたらいいのですが。
れんちゃん、小学校入学祝いの栗の木は元気に育っていてよかったね、このエリアは、一度も鹿の侵食を受けたことがないんだ。新しくつくったエリアは、なにが問題なのか、いろいろ調べてみるね。