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運営管理(生産計画 part2)

今回も生産計画について学習します。

【日程計画】
日程計画は期間の長さにより以下の3つに分けることが出来ます。
①大日程計画
大日程計画は長期計画と呼ばれており、半年から2年という計画になります。
全工場が計画対象になります。
②中日程計画
中日程計画は中期計画と呼ばれており、月ごとに立てられるので月次計画といわれています。
この計画は1~3ヶ月までの予定を決めることになります。対象は各部門です。
③小日程計画
小日程計画は短期的計画とも呼ばれ、生産統制(次回説明)として行われています。
期間は1~10日程度で、対象は人や機械です。

【スケジューリング手法】
スケジューリングの立て方の代表的なものには下記のようなものがあります。
念のため押さえておきましょう。

(ジョンソンルール)
すべての仕事を総所要時間が最小になるように配分する方法です。
具体的に下記の例で見ていきましょう。
~ 例 ~

仕事    工程A   工程B
a      8     5
b     10     2
c      3     9
d      4     7

仕事a~dはすべて工程A→工程Bの順でおこなわれます。
各工程の処理時間は数字のとおりである場合、総所要時間を最小にする順は以下の通りになります。
①全体の中で最も短い工程を見つける
②それが工程Aの場合なら先頭に、工程Bなら最後尾に持ってくる
③順序づけが終わった仕事を消していき、すべて完了するまでおこなう

上記の場合は以下の通りになります。
①仕事bの工程B(2)を最後尾におく
②次に短い仕事cの工程A(3)を先頭に持ってくる
③次に短い仕事dの工程A(4)を先頭から2番目に持ってくる
④残った仕事aは3番目になる

よって総所要時間を最小にする順序は c→d→a→b になります。

(PERT(Program Evaluation and Review Technique))
アローダイアグラムとも呼ばれる表記法を用いてプロジェクトの日程を管理することです
アローダイアグラム上の最長経路は「クリティカルパス」といわれ、クリティカルパスにかかる時間のことを「最短所要時間」と言います。
以前TOC(制約理論)を取り上げましたが、クリティカルパスはボトルネックになっています
つまりクリティカルパス上の工程を改善しない限り、総所要時間は短縮できないのです
試験対策上はクリティカルパスを求められるレベルまで学習しておく必要があります。
わかりやすいサイトがありましたのでご紹介します。
http://www.kogures.com/hitoshi/webtext/pt-pert/index.html


次回は生産統制について整理します。

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