モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

価格戦略 part2

今回も価格戦略について整理します。

価格設定政策】
(新製品における価格政策)

①初期高価格政策
上澄吸収価格政策(スキミングプライシングポリシー)とも呼ばれています。
製品の導入期において、革新者(新製品をいち早く手に入れたい消費者)を狙い高価格を設定します。
その後、徐々に価格を引き上げ市場への浸透を図ります。
導入期の利潤最大化を狙いとする戦略です。

②初期低価格政策
浸透価格政策(ペネトレーションプライシングポリシー)とも呼ばれています。
製品の導入期において、低い価格を設定し、市場への急速な浸透を図ります。
導入期に圧倒的市場シェアを獲得できれば、累積生産量の増加でさらなるコストダウンが可能になります。


(心理面での価格政策)
①名声価格
価格によってその商品の品質を評価する傾向が強い場合に用いられます。
高い価格を設定しその商品の所有者に優越感を持たせるような場合に有効です。

②端数価格
980円、498円のように端数をつけることにより、「安い」という印象を与え、商品の購入に結びつけようとするものです。

③慣習価格
長期間に渡って価格が一定しており、これを消費者が慣習的に認めている製品に採用されます。


(メーカー希望小売価格)
メーカーが適正な小売価格として、参考に表示しているものです。
独占禁止法との絡みもあるので下記を参照してください。
*再販売価格維持行為
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/83.html

(オープン価格)
メーカーが自分の価格だけを決定し、それ以降の価格は流通業者に任せる制度です。


(その他)
①EDLP(エブリデー・ロープライス)
特売でなくても、常に低価格で販売し、消費者に低価格に対する取組を訴求する方法です。

②ロスリーダー政策
原価を下回るような目玉商品を打ち出して、顧客を誘引する手法です。


以上で価格戦略については終了です。
次回からチャネル戦略について整理します。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Web研修」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事