こちも、もう6ヶ月ほど前....
さすが灯台150周年、色々とレアな公開がありました。
筑前大島も、聞いたところ18年ぶりの公開とのこと。
しかしながら、事前告知では1階のみの公開。
悩みましたが....見れなくても後悔はしない!!行け!!!
ということで。
旅客船おおしまです。(こちらは復路での写真です。)
ターミナルは、新しくなっていました。
最初の訪問は6年ほど前、その時はターミナルは工事中でした。
大島港で、電動自転車を借り、約30分かけて灯台へ。
既に保安官の方々は到着済で、着々と準備をされていました。
時間がたんまりありましたので、あっちで撮影こっちで撮影。
またまだ公開まで時間がありましたので、保安官さんお勧めの「三浦洞窟」を見学してまいりました。
上の写真は、その帰りに撮影したものです。
万国旗も設置完了。
青い海に青い空、白い灯台が美しいです。
いよいよ、公開の始まりです。
6年前からまだ、ローバルが消えていません。
まぁ、防錆には効果的ですが、何か痛々しいです。
そうこうしているうちに、ウォーキングの方々が来られました。
では、見学させて頂きます。
以前の門札も保管されていました。
灯台の仕組みも詳しく解説されていました。
見たいなぁ、フレネルレンズ。
この部屋から、右の部屋に行く通路の奥には、灯室への階段が...
当然、立ち入り禁止です。
右側の部屋の展示も、力が入っています。
なんと、貴重そうな位置図が展示されておりました。
灯台守の生活。
皆さん、ご覧になったと思いますが、海上保安庁発行の150周年の記念誌ですね。
ここは、オリジナルですね。
一番手前の「箱」は、参観記念の缶バッヂの抽選箱です。
灯器も、ひっそりと展示されておりました。
欲しい!!
沖ノ島灯台の紹介も。
そうこうして、保安官の方たちと話をしていると、
「上のレンズ見たいでしょ。わざわざ大阪から来てもらって。上司に許可もらってきたから。でも外から見えないようにね」
「貴重なレンズだから、ほんとは皆に見て欲しいけど、上は狭くて危ないから気を付けてね」
ありがとうございます!!!!!!!!!!
さきほどのコンクリートの階段を登ると、途中で鉄の階段になり2階に。
さらに、鉄製の螺旋階段が。
これまた、変わった造りですねぇ。
歴史を感じさせる造りです。
この螺旋階段の上には...
フレネルレンズが。
感動いたしました。
美しい。
美しいです。
ガラスの色から、日本製のようですが、興奮のあまり銘板などを確認するのを忘れました。
言葉は、「美しい」しか出ません。
最後に、恒例(笑)のレンズの見る風景です。
ありがとうございました。
たしかに、短時間の間に大勢の方に見学して頂くには、構造上灯室が非常に狭く、安全性の確保は難しいですね。
2階部分で、壁の隅に滑車を発見。
良く見ると歯車装置(巻き上げ機)の真下には、撤去された滑車の金具が。
さきほどの1階に展示してあった立面図に照らしてみると(黄色の部分を加筆しました)
大昔、モーターがない時代に重りを利用して回転させていた頃に、回転時間を長くするために滑車を利用していた
名残ですね。
あまり、灯塔が高くない灯台での苦労が偲ばれます。
同じ仕組みをどこかの灯台で説明して頂いたのですが、すぐに思い出せません。ちょっと探してみます。
そういえば、左側の部屋の奥隅に「重り」があった部分の部屋(?)の扉が開けてありました。
中には、何もありませんですが...
いやはや、貴重なものを見せて頂きました。
本当に、ありがとうございます。
楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまいます。
帰りの船の時間が迫ってきましたので、保安官の皆様にお礼を言い、灯台を後にしました。
灯台バカに理解を示していただき、貴重な部分を勉強させて頂き、本当にありがとうございました。
帰り道の最後の1枚です。
ちなみに、参加者へのお土産はオリジナルのクッキーと缶バッジ。
こちらは、「当たり」ではありません(笑)
当たりはこちら
沖ノ島灯台です(参考写真)
このオリジナルバックにパンフレットとともに頂きました。
ありがとうございました。
さて、次回は宮崎県の鞍崎灯台の公開です。