地震というと、私は、5年前のあの時、揺れる中、建物の中で、声もかけられず、1人、避難もせず残っていた、あの時を思い出す。
病気で休職中で、買い物にでかけていた。
小さな建物の倉庫のような一室に臨時出店してた店の中で、あぁ地震だ、かなり揺れるな、と思いながら佇んでいた。避難しなきゃとは少しも思わなかった。
揺れがおさまって商品を持って出口近くのレジに向かったら、店の人たちが、凄い揺れだったな、と戻ってきたところだった。そうか、避難しなきゃならないほどの揺れだったのか、と思った。
その後何度か、あの時、何か起きて死ねていれば良かっただろうに、と思うこととなる。
どうして死んだのが私ではなく、かの地の人々であったのか。
代わってあげられれば良かったのにと、思う。
今回も。
合掌。