記憶をなくした私 ~側頭葉てんかんを経て~

仕事で、家庭で、忙しくストレスをかかえていたある日、家に帰る駅も道も、わからなくなってしまいました。あれから10数年。

地震

2016年04月20日 | 病気のこと

地震というと、私は、5年前のあの時、揺れる中、建物の中で、声もかけられず、1人、避難もせず残っていた、あの時を思い出す。

病気で休職中で、買い物にでかけていた。
小さな建物の倉庫のような一室に臨時出店してた店の中で、あぁ地震だ、かなり揺れるな、と思いながら佇んでいた。避難しなきゃとは少しも思わなかった。

揺れがおさまって商品を持って出口近くのレジに向かったら、店の人たちが、凄い揺れだったな、と戻ってきたところだった。そうか、避難しなきゃならないほどの揺れだったのか、と思った。


その後何度か、あの時、何か起きて死ねていれば良かっただろうに、と思うこととなる。

どうして死んだのが私ではなく、かの地の人々であったのか。
代わってあげられれば良かったのにと、思う。

今回も。

合掌。