記憶をなくした私 ~側頭葉てんかんを経て~

仕事で、家庭で、忙しくストレスをかかえていたある日、家に帰る駅も道も、わからなくなってしまいました。あれから10数年。

後遺障害と、先天的障害と。

2018年05月04日 | 病気のこと

録画していた、発達障害者についての番組を見た。

その中で、昔(私くらいの世代が子供の頃)は、発達障害という概念はメジャーではなくて、そういう人たちは変な奴とか、集中力がないとか、いろんな見方で疎外されていることが多かったと語られていた。小さい頃は気づかれず、大人になってわかる人もいると言っていた。

今は、彼ら、彼女らの感覚は、おかしいのではなく、人と違うだけであり、それを理解し合い、尊重する世間にしていこう、みたいなメッセージ。

それを見ていて、ふと思ったんだ。

先天的にそういう違いを持った人たちと、後天的な病気で変わった私のような人達と、違うのだろうかと。

いろいろ気になるのは病気のせいだから、気にするなと言われる。気になるものを、気にするなと言われても、なんの解決にもならないではないか。子供達が、私が気になることをしないように少し気をつければいいだけなのに。子供だからって、好きにしていいわけじゃない。人が嫌がることはしない、そういう、人としての基本的なことなのに。

嫌なものは嫌なんだ。