びぼーろぐ

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長谷寺

2012-03-25 | 旅行
さて、長谷寺に参りましょう。
(2012/03/25)



花の御寺として名をとどろかせるだけに、こんな時期でも十分楽しませてもらいました。回廊わきに見る満開のしだれ梅、そしてサンシュユ。巨大な観音菩薩のおみ足に触れてご縁を結びました(ここではなんでも巨大)。





 飛鳥時代686年道明上人が、天武天皇のために「銅板法華説相図」を初瀬山に安置したことに始まる。歴史もかなり古いが、伝説も数多い。中でも「鉢かつぎ姫」の話は懐かしく、幼い頃絵本で読んだ記憶がある。源氏物語のエピソードとしても有名で、玉鬘のように願をかければ、思いがけない人に巡り合えたりなんかして・・・







室生寺

2012-03-25 | 旅行
室生寺
(2012/03/25)

 勝手に、「古寺巡礼」シリーズ

なぜかいつもこの時期になってしまう。春まだ浅く、梅も散り際、桜にも一足早い。中途半端なシーズン。どうかすると、なごり雪にあったりするので、ダウンコートは必携。幸いなのは観光客がまばらなこと。祈りの場という、寺院本来のあるべき姿を目の当たりにできる時期でもあります。

 室生寺。別名、女人高野。真言宗の寺で、高野山が女人禁制なのに対して、女人の参詣が許されていることからこう呼ばれている。女人の業の深さをどうにもできない者には、つくづくありがたい寺です。




 縁起は奈良時代に遡り、桓武天皇勅命により創建されたという。ここでは、国宝が目白押しです。まずは、教科書にも登場する五重塔(平安時代)・金堂・潅頂堂。



仏像としては、金堂内の十一面観音菩薩が美しいことで有名。理知的な表情に女性的な華やかさを携えておられ、女人高野の名にふさわしい存在。同じく金堂内の十二神将は、運慶の作といわれており、その躍動感たるや、目をみはる。弥勒堂の客仏、釈迦如来坐像は、朴訥とした印象で、土門拳さんの写真集でよくとりあげられています。
 奥の院に向かう参道の傾斜は、半端じゃなく、覚悟して望みましょう。


 石楠花を見たいのはやまやまなのだけども・・・今回は見送りです。