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ポール・ボキューズの店

2012-10-31 | グルメ
ポール・ボキューズの店

 ヌーベル・キュイジーヌの先駆けと言えばこの人。リヨンのレストランは43年間三つ星であり続け、フランス料理界のトップに君臨している。

 グローバル化の流れか、憧れのポール・ボキューズが日本でいただける巡りあわせに感謝。60年代初頭、リヨンのメゾンには、わざわざパリから駆け付ける著名人が数多くあったという。
 リヨンとは、農業国フランスの中でももっとも実り豊かな土地柄である。日本でいえば、江戸に対する尾張・上方に近いものを感じる。とかくうまいものは、地方都市にあるものだ。何しろ地方は、豊饒な大地に抱かれ、新鮮な食材には事欠かないのであるから。

 さて、システマティックな経営で、名前の安売り感も否めないポール・ボキューズのブラッスリーだが、かつて実存主義にかぶれた団塊のおじさん・おばさんたちは、どんな感慨をもって味わうのだろうか・・・



 本日のランチ。

パンには、オリーブオイルと鶏肉のリエットがつきます。


 
スモークサーモンのムニエル オレンジソース



牛肉のパイ包みキノコ添え



どちらも目新しくはないけど、ボリューミーで、文句なしの完成されたお味でした。デザートは、名物クレームブリュレ。カラメルの焦げ具合が大満足です。

 お店にとって、オペレーションって、大事ですよね。温かいものを温かいうちに、新鮮なものを新鮮なままで、提供するには、効率的な厨房が必須です。でもね、食器洗浄機って、お皿を傷めるんですよね。グラスも、手触りでわかっちゃうんです。ナイフ・フォークだってそう。せっかくのお料理が、ガストのお皿と同レベルになってしまう。手を抜いてるわけじゃないのかもしれないけど、がっかりなんです。そのシステマティックな「おもてなし感覚」が。


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