「女子マラソン…不振のワケ」という興味深い記事がYOMIURI ONLINEに載っていました。
全てを載せると長くなるのでかいつまんで紹介しますが、
『元トヨタ車体陸上部監督の高橋昌彦さんが「女子マラソンの低迷の原因がジュニア期の競技活動と何らかの関係があるのではないか」と考え、アンケート調査を実施した結果、五輪、世界選手権など国際大会の代表に選ばれている選手の方が、いない選手より、中学時代は「朝練習をしなかった」「オフシーズンが長い」「走る距離も少ない」「月経異常も少ない」「競技を楽しんでいた」ことがわかったらしい。
中学、高校駅伝の強豪校は、実業団並みのハードなトレーニングをさせている可能性がある。体脂肪率が低くなり、長期間、月経のない選手もいる。そうした選手は、ホルモンのバランスが崩れて骨密度が低い状態となり、次第に疲労骨折など故障をしやすくなる。
また、高橋さんは「駅伝の強豪校のエース選手は、力はあるけど、おそらく半分以上が燃え尽きたり、故障したりして大人になるまでに陸上競技をやめてしまっているのではないか。ジュニア選手の指導者は、すべてを出し切らせてはだめ。将来を考えて、まず土台を大きくしなくては」とおっしゃっている。
「本来、選手育成を目的としたジュニアの大会の過熱が、逆にシニア選手の弱体化を招いている可能性があるとしたら、こんな皮肉なことはない」と締めくくられている』
これは、女子マラソンに限らず他のスポーツでも当てはまると私は思う。
体ができていない子供達を預かる身としては、目先の結果ばかりにとららわれては、子供達の将来をつぶしてしまうことにもなりかねない。
私も子供の頃の過激な練習が原因で潰れてしまった人を何人も見ている。
最近は中学生のクラブの時間が昔に比べてやたら伸び、年間試合数もかなり増えているように思う。
息子が小学生時代に入っていたサッカーのクラブでも毎週のように試合があった。
私は小・中学生がこんなに試合をする必要があるのかといつも疑問に感じている。
ジュニアのスポーツがどの分野でも盛んです。でも英才教育という名前ばかりが先走りしているように思う。
親や指導者が加熱するのも良いですが、もう少し子供達の体の事を考えてみる時期にさしかかっているのではないかと思う。
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