小学6年生の男の子を空手道場に習わせていた親御さんが
「暴力ではないか」とSNSに投稿した組手の動画が
朝のワイドショーで取り上げられていました。
ワイドショーの中でも色々な意見が飛び交っていましたが、
あるコメンテーターが言っていたように
そこの道場の指導方法が合わないと思うのであれば他所の道場に行けばいいというだけで、
わざわざ「暴力ではないか」とSNSに投稿する事ではないと思います。
背が高い子の方も強く蹴っているように見えますが、
蹴られた子が倒れていないところを見ると、
上手に手加減していたようにも見えます。
あそこの指導方法が合っていると通っている生徒さんも大勢いるわけですから、
テレビでああいう取り上げ方をすれば、そこの道場のマイナスイメージでしかなく、
組手の相手をしていた子やあそこの指導方法が合っていると通っている他の道場生達が
どういう気持ちになるのか考えているのかなと思います。
私は20歳になってから空手を始めました。
大人と子供とは練習の仕方は違いますが、
大会を目指す大人の練習であればあの位の事は普通でしたし、
組手になればお互い倒してやろうという気でやっていました。
ただ実力差がある場合は、攻撃は余りせず相手に思いっきり攻めさせ自分は受けに徹していました。
でも相手が大会前であれば実力差があっても受けだけでは大会前の練習になりませんので
あの動画のようなことはしていました。あくまで大人の話ですが。
道場の練習では毎日拳は血だらけになり体中あざだらけになりましたが、
高校までやっていた卓球と比べてハードだったとは一度も思いませんでした。
痛いと感じるのは空手でしたが体に感じる負担は空手も卓球も同じでした。
むしろ中学や高校というまだ体が出来上がっていない時期の卓球の練習の方がきついと感じました。
私の場合、学生時代の卓球での経験があったからこそ、
その後の空手やキックボクシングの練習がそれほど苦にはならなかったと思っています。
格闘技や武道だから「暴力でなないか」と言われるような無茶な練習をするわけではない、
上を目指すのであれば他のスポーツでも体への負担は同じなんだと、
そこだけはわかって欲しいと思います。
ただ、子供の場合はどうかと言いますと、
私自身は子供にはきつい組手はさせない方が良いという考えですので、私の道場ではさせていません。
しかし、大会に出たいという子には大会前のみ、ある程度きつい練習と組手をさせています。
一度もきつい練習や組手をさせないまま大会に出すようなことはできません。
その代わり、一年間に出場する大会の数は制限し、
激しい組手をなるべくさせないようにしています。
組手だけじゃなく体が出来上がっていない子供には
ハードな練習や同じ部分だけを酷使するようなことは避けるべきだと考えています。
あくまで私の考え方ですので他の道場を非難しているわけじゃありません。
大会にどんどん出場して、大会の成績も人間形成も素晴らしい道場は沢山あります。
色んな考え方の道場がある中で、どの道場に通うかは、
大人であれば自分で判断ができますし、
子供の場合であれば親御さんが判断してあげたら良い事だと思いますので、
わざわざSNSに投稿する事ではないと思います。
ただ違う見方をしますと、
行き過ぎた練習に疑問をもつ親御さんが出てきた背景として、
空手だけじゃなく他のスポーツにも言えますが、
子供の大会が多すぎ、段々レベルも上がり、
その大会を勝ち上がるため子供たちの練習が行き過ぎになっているというのもあるんじゃないでしょうか。
子供の大会がある以上ハードな練習になるのも致し方が無いと思いますが、
子供の体の事を考えると小さい時からハードな練習をするべきなのか、
それによって体への影響はどうなのか、
大人になってから本当にそのやり方で伸びるのか。
子供の大会の在り方や大会数、子供の練習方法を
医学的な見地や色んな方向から見直す時期に来ているようにも思います。
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「暴力ではないか」とSNSに投稿した組手の動画が
朝のワイドショーで取り上げられていました。
ワイドショーの中でも色々な意見が飛び交っていましたが、
あるコメンテーターが言っていたように
そこの道場の指導方法が合わないと思うのであれば他所の道場に行けばいいというだけで、
わざわざ「暴力ではないか」とSNSに投稿する事ではないと思います。
背が高い子の方も強く蹴っているように見えますが、
蹴られた子が倒れていないところを見ると、
上手に手加減していたようにも見えます。
あそこの指導方法が合っていると通っている生徒さんも大勢いるわけですから、
テレビでああいう取り上げ方をすれば、そこの道場のマイナスイメージでしかなく、
組手の相手をしていた子やあそこの指導方法が合っていると通っている他の道場生達が
どういう気持ちになるのか考えているのかなと思います。
私は20歳になってから空手を始めました。
大人と子供とは練習の仕方は違いますが、
大会を目指す大人の練習であればあの位の事は普通でしたし、
組手になればお互い倒してやろうという気でやっていました。
ただ実力差がある場合は、攻撃は余りせず相手に思いっきり攻めさせ自分は受けに徹していました。
でも相手が大会前であれば実力差があっても受けだけでは大会前の練習になりませんので
あの動画のようなことはしていました。あくまで大人の話ですが。
道場の練習では毎日拳は血だらけになり体中あざだらけになりましたが、
高校までやっていた卓球と比べてハードだったとは一度も思いませんでした。
痛いと感じるのは空手でしたが体に感じる負担は空手も卓球も同じでした。
むしろ中学や高校というまだ体が出来上がっていない時期の卓球の練習の方がきついと感じました。
私の場合、学生時代の卓球での経験があったからこそ、
その後の空手やキックボクシングの練習がそれほど苦にはならなかったと思っています。
格闘技や武道だから「暴力でなないか」と言われるような無茶な練習をするわけではない、
上を目指すのであれば他のスポーツでも体への負担は同じなんだと、
そこだけはわかって欲しいと思います。
ただ、子供の場合はどうかと言いますと、
私自身は子供にはきつい組手はさせない方が良いという考えですので、私の道場ではさせていません。
しかし、大会に出たいという子には大会前のみ、ある程度きつい練習と組手をさせています。
一度もきつい練習や組手をさせないまま大会に出すようなことはできません。
その代わり、一年間に出場する大会の数は制限し、
激しい組手をなるべくさせないようにしています。
組手だけじゃなく体が出来上がっていない子供には
ハードな練習や同じ部分だけを酷使するようなことは避けるべきだと考えています。
あくまで私の考え方ですので他の道場を非難しているわけじゃありません。
大会にどんどん出場して、大会の成績も人間形成も素晴らしい道場は沢山あります。
色んな考え方の道場がある中で、どの道場に通うかは、
大人であれば自分で判断ができますし、
子供の場合であれば親御さんが判断してあげたら良い事だと思いますので、
わざわざSNSに投稿する事ではないと思います。
ただ違う見方をしますと、
行き過ぎた練習に疑問をもつ親御さんが出てきた背景として、
空手だけじゃなく他のスポーツにも言えますが、
子供の大会が多すぎ、段々レベルも上がり、
その大会を勝ち上がるため子供たちの練習が行き過ぎになっているというのもあるんじゃないでしょうか。
子供の大会がある以上ハードな練習になるのも致し方が無いと思いますが、
子供の体の事を考えると小さい時からハードな練習をするべきなのか、
それによって体への影響はどうなのか、
大人になってから本当にそのやり方で伸びるのか。
子供の大会の在り方や大会数、子供の練習方法を
医学的な見地や色んな方向から見直す時期に来ているようにも思います。
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