私は本気で教える時は、
まず褒めない。
「良いねえ」
「ナイス」
「そうそう、それそれ」
って
ニコニコして言ってる時は本気で無い時。
但し、
健康目的で習いに来てる方には
直ぐ、いつでも、気軽に褒めます(笑)
先ずはやる気を出して
キックボクシングが面白いなあって思ってもらうためです。
でも、
選手として強くなりたい
プロになりたい
って言ってきた者には
厳しく、
ある時は冷たく突き放します。
本気で教えるってそう言う事じゃないんでしょうか。
褒めて伸ばすって最近よく言います。
練習生の中には
私は褒められると伸びます
って自分から言う練習生もいます(笑)
そういう人には
「誰が褒めるか」
って言い切ります。
私から言うと
おだててやる気を出させる褒め方なんて
超簡単、誰でもできると思っています。
でも、その人の出来てない所・欠点を
指摘し指導しようと思えば
その人の事を本気でしっかり見ていないとできない。
褒めて伸ばすやり方にもメリットはあります。
だからそのやり方を否定はしません。
ただ、本当にその人を育てたい・伸ばしたい、
メンタルの強い選手に育てたい
と思った時、
褒めて伸ばすやり方では限界があると思う。
私の所に
強くなりたい、
プロになりたいって
言ってきた練習生には
少年部であろうが
大人と同じように真剣に接します。
ただ最近は
簡単に
強くなりたい・プロになりたい
って言ってくる練習生が多すぎる。
そのほとんどが偽物。
そんな人たち全員に真剣に教える時間なんてない。
こっちが真剣になっても
直ぐ挫折して消えていく。
そう言う人たちに費やした時間は勿体ない。
それなら少しでも本当に学びに来る人に時間を割きたい。
だから最初に試練を与えます。
そこで直ぐ挫けるようなら
時間をかけるだけお互いストレスを感じるだけ。
昔は弟子入りしようとする者に
師匠は
「弟子なんてとらない。帰れ」
って何度も追い返し、
それでもやってくる者だけを弟子にする
今ではそう言うのは時代遅れかもしれませんが、
私はそう言うやり方は正しいと思っています。
そこで本気で弟子入りしたいのか
見定めているんだと思います。
本気で教えるって事は
安易に褒めて、
その場だけのやる気を出させる事じゃなく、
厳しく接し、
そして出来なかったとしても
その人が真剣に取り組んでいるのなら
例え時間がかかっても
根気よく見守ってあげることだと思います。
何かを成し遂げようと思うなら
そんなに短期間で答えは出ない。
先のことまで考えて
目先の結果にとらわれることなく
長い目で見守ってあげることが大切だと思います。
だから小さい内は
大会にあまり出させませんし、
勝ち負けなんてどうでもいい。
時代遅れと言われようが
それが私のやり方
変える気はない。
教わる方も
本当に教えてもらいたいのなら
少々の事で挫ける様な中途半端な気持ちじゃなく
それ相応の覚悟を持って習いに来い。
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