今から20年以上前の事ですが、
当時私の通っていた道場と友好関係にあったS道会館のI井館長(当時)にお会いした時の話です。
遊びに来られたついでに少し基本的なことを教えて頂きました。
まずはミドルキックの説明から。
実際に私を前に立たせて説明して下さいました。
「下から蹴り上げたらガードの肘に当たって足を痛めるやろ。
(実際は、独特な話し方をされるのでこんな話し方ではありません)
そしたら、足を痛めんようにするにはどうしたら良いと思う?
極端に言うたら肘の上から落とす様に蹴ったら肘にまともに当たらんから痛めにくいやろ」
(わかりにくいのは私の書き方がヘタクソなだけで
実際は実演しながらとてもわかりやすい説明でした。)
そこでI井館長から教えていただいた蹴り方は、
私がそれまで考えていた蹴り方とは全く違うものでした。
それまでは、肘に当たって痛めるのは足の甲やスネが弱いからで、
痛いのは鍛え方が足りんのや、もっともっと鍛えて鋼鉄の足を作ったらエエんや。
もし肘に当たったら相手の肘ごと破壊するような強い蹴りを身につけたらいいんや、
と考えていました。
もう、空手バカ一代やその他の格闘技マンガの読みすぎですね。
本当にマンガにあった、岩をも砕く蹴りに憧れ目指していました。
(出来るわけが無いのに出来ると真剣に思っていました。ホント馬鹿ですわ)
その他、中心に向かって蹴る事や基本的なコンビネーション(コンビネーションを作る時の考え方)、
遠心力を利用した体の使い方、後ろ蹴り、死角からの攻撃等
それまで真正面からパワーで攻撃する事しか頭に無かったバカな私には、
すべてが新鮮な今までにない考え方でした。
それに教え方もとてもわかりやすく、
一応指導員をしていた私でしたが、
あまりにも教え方が上手すぎるので自分と比べて凹みました。(比べるのも失礼な話ですが)
それまでの考え方と全く違う、
倒すにはどうしたらいい?
痛めないにはどう工夫したらいい?
という風にまず目的を定めて、
そのためにはどうしたらいいのかと答えを導き出していく考え方に、
今までの考え方が間違っていたんだと気付きました。
それまでは、この方向につま先を向けて踏み込んでどの様に軸足を返し、腰を返し・・・、
それが完璧に出来たら強い蹴りが生まれ相手を倒せるんだ。
と先ずは形から入る考え方でした。
1時間ほどの短い時間でしたが、本当にあの時は勉強になりました。
I井館長、今更ですがありがとうございました。
当時私の通っていた道場と友好関係にあったS道会館のI井館長(当時)にお会いした時の話です。
遊びに来られたついでに少し基本的なことを教えて頂きました。
まずはミドルキックの説明から。
実際に私を前に立たせて説明して下さいました。
「下から蹴り上げたらガードの肘に当たって足を痛めるやろ。
(実際は、独特な話し方をされるのでこんな話し方ではありません)
そしたら、足を痛めんようにするにはどうしたら良いと思う?
極端に言うたら肘の上から落とす様に蹴ったら肘にまともに当たらんから痛めにくいやろ」
(わかりにくいのは私の書き方がヘタクソなだけで
実際は実演しながらとてもわかりやすい説明でした。)
そこでI井館長から教えていただいた蹴り方は、
私がそれまで考えていた蹴り方とは全く違うものでした。
それまでは、肘に当たって痛めるのは足の甲やスネが弱いからで、
痛いのは鍛え方が足りんのや、もっともっと鍛えて鋼鉄の足を作ったらエエんや。
もし肘に当たったら相手の肘ごと破壊するような強い蹴りを身につけたらいいんや、
と考えていました。
もう、空手バカ一代やその他の格闘技マンガの読みすぎですね。
本当にマンガにあった、岩をも砕く蹴りに憧れ目指していました。
(出来るわけが無いのに出来ると真剣に思っていました。ホント馬鹿ですわ)
その他、中心に向かって蹴る事や基本的なコンビネーション(コンビネーションを作る時の考え方)、
遠心力を利用した体の使い方、後ろ蹴り、死角からの攻撃等
それまで真正面からパワーで攻撃する事しか頭に無かったバカな私には、
すべてが新鮮な今までにない考え方でした。
それに教え方もとてもわかりやすく、
一応指導員をしていた私でしたが、
あまりにも教え方が上手すぎるので自分と比べて凹みました。(比べるのも失礼な話ですが)
それまでの考え方と全く違う、
倒すにはどうしたらいい?
痛めないにはどう工夫したらいい?
という風にまず目的を定めて、
そのためにはどうしたらいいのかと答えを導き出していく考え方に、
今までの考え方が間違っていたんだと気付きました。
それまでは、この方向につま先を向けて踏み込んでどの様に軸足を返し、腰を返し・・・、
それが完璧に出来たら強い蹴りが生まれ相手を倒せるんだ。
と先ずは形から入る考え方でした。
1時間ほどの短い時間でしたが、本当にあの時は勉強になりました。
I井館長、今更ですがありがとうございました。