
シーレのひまわり。
ちょうどクリムト、シーレ展に出掛ける直前にテレビを何気に眺めていたら、シーレのひまわりをバックに近藤サトさんがこの絵の初見の感想を語っていた。
一言で言うと畏怖、なのかな。
違うかも知れないけど。
確かにバックに映るひまわりのシルエットは余りに人間臭くて。
実際に眺めたら、色彩があまりにもポップでモダンで、すごく可愛らしい。図録から撮ったものからはちょっと伝わりにくいのが残念。
もし私が近藤サトさんみたく多感な年齢の時に眺めたら同じように怖いと感じたのか否か、今となっては確かめようもなく。
絵画だろうが、イラストだろうが、アニメーションだろうが、それをもしも芸術と言うなら
なんだろうなぁ、未知の、深海を眺めるような又は一人宇宙の果てに放り出されるような何かがあるのかも知れない。
人それぞれに感じ方が違うのだろうけど。
以前ツレの絵が、その家のティーンエイジャーのお嬢さんに怖いと言われたと報告された時に、互いに目を合わせて(ウケなかったにも関わらず)良かった!と変に喜びあったのを思い出した一連の出来事でもあったな。

レオナールフジタの薔薇の花。

シャイム-スーティンの赤いグラジオラス
これは二人で食い入る様に眺めたっけ。
花を描くだけでも圧倒的存在感。
ため息出ちゃうね。
そこに何かが宿っている。